KEIKO KOMA Webサロン

すんなりと


アントレプレヌールサロンをありがとうございました。

7月13日に配信された先生のお話しから始まり、2回のコンサートと本講座を経て、ようやく長きにわたる深い悲しみの河底に沈みきっていた魂が浮上し、お腹のあたりに力が蘇ってきました。まさに、アウフヘーベンによるゼロスタートが切れることに、感謝を申し上げます。

とくに、意識が精神へと発展していく過程について、短期・長期の視点からのお話し頂くことで、すっきりと頭が整理され、成長のシンプルな仕組みに、気持ちはラクになり、未来は明るくなってきました。目の前の問題や困難が、意識の成長や鍛錬に欠かせないものであれば、それらの対処を前向きに捉えることができます。意識が関係の中で成長するのであれば、その時々のありのままの自分たちでアウフヘーベンしていけばよいだけです。完璧である必要はないと気づきます。そして、それらの前提として、常に何もないところ、すなわち直観から出発することと、自分と対象が一致するための感受性であると感じました。そのため、普段からことばを書くことや、コンサート・講座に参加させて頂くことの意味もよくわかりました。

このお話しを踏まえ、アントレプレヌールサロンに臨みました。
今回の、お金とことばについてのお話しは、普段から課題と感じているいるテーマだけに共感することも多く、今後の方向性を決めるうえで新たな気づきをいただきました。とくにジェンダーが両方に関わってくるテーマとして認識を新たにしました。

まず、お金と自分の関係については、昨年から今年にかけて整理してきました。仕事や生活のあらゆる面で、自分が社会や人とお金でつながっていることに随分と気づかされました。多くの人がお金で体制に組み込まれてしまっているのが今の社会と感じます。そこで、気付かぬうちにお金に依存する自分の感覚から、脱する意識に徹してきました。例えば、日本の農業は条件付きの補助金や融資制度が充実してますが、条件によっては体制にかっちりと組み込まれてしまい、やりたいこともままならなくなります。環境問題に取り組むための手段として環境負荷の低い農業を始めた経緯がありますので、現時点では例え経営が苦しくとも、機械や設備などの資産の導入は最低限に抑えています。その分、自分の意識が満足していくのがわかります。今年は小さな機械を導入するだけで、生産量は飛躍的に伸びました。他にもお金をかけなくともアウフヘーベンするとことで余計なものを取り除き、閃きと発想で、経営の効率化を図れるところは無数にあると感じ、いだき受講生の強みを生かせるところと感じています。
目指す商品は、環境と経済という対立する両者のジンテーゼである、「環境負荷が低く、人の役に立つ農産物」です。現在の社会が決める価格構造に組み込まれることなく、自分の価値を高め、自分で値段をつけ、それでも売れる商品の生産を目指します。そのためにも、毎年の成長の階段をストーリーとして描くことが大事と感じています。そして、お話しにあったように、経営の在り方の目安として、綺麗に釣り合ったバランスシートの達成を心掛けます。

ことばについては、お話をお聞きする中で、自分のことばをしっかりするよう改めて心に決めました。考えるためのことばと、相手にきちんと伝えるためのことばが大切と感じます。
昨年は、お金のことで随分と他人のことばに騙されてきました。いわゆる口約束を反故にされる場面に多く遭遇しました。すべて男ですが、愛を語ったりうまい話しをしてくる人ほど、その正体は詐欺師であることがわかってきました。とくに、とても信用していた人物の借金を肩代わりにする羽目となり、夜仕事に出ることになるなど、全力で救おうとした相手に裏切られました。とてもやり切れない気持ちで深く落ち込んだ時期もありました。授業料はとても高くつきましたが、今は、馬鹿がつくくらいお人好しな自分と決別する転機となり、意識の鍛錬であったと捉えられるようになりました。おかげさまでその後は詐欺や相手の悪意を見抜き撃退する能力が身についてきています。

ジェンダーにおけることばが一番むずかしいと感じています。これまで、異性としてとくに意識する女性からの辛らつなことばに、やっつけられてしまう場面を経験してきました。相手にそのように言わせている原因が自分にあるので、何も言い返さない選択をあえてする場合も多いのですが、その場合は、相手のことばが自分の身体にいつまでも残ってしまいます。そのため、まずは、争いにならないようなことばで自分の感情や気持ちをちゃんと表現できるようになることが大切と感じます。そして、まるで相手が妖怪かのように、女と男は互いに分かり合えなくても、この命の中には金やことばがなくともひとつになっていくというおは話しが希望です。

本日のコンサートにも、自分の住む町内の知り合いを連れてまいります。というのも、バイオマス発電所の件で、私の住む町内の人たちに何とか変わってもらう必要があるためです。
昨年4月に、民間企業によるバイオマス発電所計画について住民説明会がありました。持続可能性について懸念を感じた有志メンバーで市民団体を立ち上げ、その後、資料や文献にあたったり、専門家へのヒアリングや他の市民団体との交流などを通して、独自の調査を進め事実を突き止めていった結果、事業者による説明の虚偽や環境への悪影響が次々と明るみになってきました。そこで、昨年の12月に事業者が事業計画の認定を国に申請したタイミングに合わせて、調査した結果を報告書にまとめ、意見書を添えて、12月末に国に説明に行き、国による事業の認定の阻止を図りました。その結果、住民説明会の説明が不十分との理由で、行政からの勧告のもと事業者が申請を取り下げる結果となりました。
事業者に事業を継続する意思があれば、今年か来年のいつ頃かに、再度住民説明会が開催される見込みです。しかしながら、今回ばかりは、法律を根拠に闘うことはできません。というのも昨年は適切な住民説明会開催のために国が発行した「ガイドライン」の中に記載される、事業者による「誠実さ」に反している点を挙げ追求し、阻止に成功しました。けれども、本発電事業が、通常の石炭火力発電所や原子力発電所の規模に比べて、「小規模」との理由だけで、環境法の網目をすり抜けてしまうのが今の現実社会です。そうすると、数多くの住民による「反対」の意思を表明し圧力をかける以外に方法はないと考えます。しかし、地元の住民こそが一番の敵のようなもので、無関心であったり、関心があっても人目を気にして自分の意思を表明しない人たちばかりです。こんな状況に対してあらゆる手段を講じる必要があり、そのひとつの手段が、いだきに共感してもらえる人が一人でも多く誕生することです。昨年は、なかなかわかってもらえない周囲のメンバーと一緒にやりながらも、スピードを考えると、調査や報告書の作成などを殆ど一人でやり切りました。昨年はそのやり方で通用しましたが、今年はそうはいきません。住民とその外部の人々によるパワーが、おそらく必要となります。多くの人たちとつながっていくには、一人でも多くの仲間が必要です。嬉しいことに早速、町内の新たな受講生が一人誕生しました。私のように新参者ではなく、地元にずっと住んでいた住民のひとりなので、町内のネットワークも幅広くとても心強い味方です。

本日のコンサートも楽しみにしています。

ありがとうございます。

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旧観慶丸商店にて-2