さくら?ホールコンサート
人混みと立体交差が苦手な私は渋谷に行くのを躊躇していましたが、夜遅くまで必死に働いてお電話をくださった社員の方に背中を押され参加を決めました。前日にさくらホールのホームページを見て100円バスの存在を知り、ハチ公口からものの5分で会場に無事着きました。昨日は病院の通院日で、また変な人が私の隣りに来てヘラヘラ笑うので逃げました。今は雷雨の東京です。コンサート前後に雨が降らなかったのが幸いでした。第1部「深淵なる愛」では頭から降り注ぐピアノの音には聞こえない圧巻の演奏に、一音も聴き逃さないように椅子に座っておりました。愛の深淵なる真髄を経験しました。この経験をしたら後戻りは出来ません。それ程の経験でした。最後の一音で物忘れがひどくなり、耳も遠くなった母の姿が浮かびます。本音より話さなくなった母です。私の声が届かないのが寂しくて。第2部「力を抜いて高まる感性」では、普段緊張し、不安や怖れをいだいている私の身体がほぐれて行きました。
内にはたらく「いのちのちから」が微笑むような感じが、力が抜けた時、ふと感じられるでしょう。とのメッセージが心にあります。
コロナ禍と資本主義崩壊の迫る中私は6月は家に引きこもっていました。気候も変で体調悪い状態でした。本来私は社交的で営業事務が得意で、幼い頃は放送委員でマイクを持って壇上に上がり話すこともしばしばでした。客商売も得意で銀座のライオンという居酒屋でホールのアルバイトをしていました。元来好奇心も強いのです。7月は私の誕生月なので挽回したいです。
コンサート会場でいだきファミリーに会えるのが楽しいです。二言三言のおしゃべりが楽しいのです。連なる全てに感謝申し上げます。
田中正美