こんなに幸せな時

仙台でのコンサートを有難う御座います。

穏やかな海と静かな朝、日本中が黙祷するその時間には、山元町に結工房がオープンされたときその地で初めて黙祷を捧げた時の押し寄せる体感が蘇りました。
十三年間を生きてきた東北の方々の様々な気持ちに届いていくピアノの繊細な音に芯から癒され東北の地が変わっていく瞬間と心底感謝しました。

昨日お聞きしました、何もないという体感そのものでした。主に頭を変えて下さっていると感じるピアノの音に、過去もなく、何もないこんな自由があるのだという解放感に満ち、常に在る状態で生きなくても良いのではないかと現代に疑問を抱きます。差別や絶対化は不自由で仕方ありません。
何もないところに身を置いていると、身体は光の粒となり相手と境なく交わり行き来していました。そこには自然や目に見えないお働きが満ちています。ひとりひとりが世界で最高に幸せになり、頭と体は自由に、それぞれのやりたいことを自由に為して行っても良い喜びが何もないところにありました。