こころは錦
高揚する新体
最高気温が９°の東京
寒いのにぬくもるのは内面
訪問先に入るなり「ちょっと来てみて！」と手招きして庭の見える廊下に立つと「わ～！」ドウダンツツジが錦色で燃えています。「７・５・３・のお祝いみたい！」
朝起きて雨戸をあけたら昨日と違った庭の彩に歓声を上げてしまったといいます。楓もモミジも見事な三段飛び色になって沙羅の木肌も粋な色合いに変化したようで光っています。「この錦色は桜の満開とはまた違った感激で心が二つあるのかしら」という９０歳を過ぎたおばあ様です。
ときどきもう生きていてもしょうがないと言っていましたがどちらともなくアキノ ユウヒ 二～ところどころ飛ばしてそして一緒に歌っていました。「ア～楽しかった、久しぶりに笑ったわ！」いつの間にお琴のCDを流し指を動かし始め年末の大掃除頼むわねと来年に向かっています。
急な冷え込みという自然界の変化が人の生命を息づかせてくれこの方の素直な感激ぶりが伝わるともっとよく働きたい気持ちが生まれています。会話していると急に日が差して来たり庭の立木の葉がさわさわゆする風が吹いたり鳥がやってきて枝の先でさえずり飛んでいきます。こころ通い合う二人に大いなる存在の働きがやってきてますます元気になります。内面豊かに生きるこれからです。ありがとうございます。
明日は一仕事して京都へますます豊かにとどうぞよろしくおねがいします。高麗さんの「京都の四季」を読んでみよう
