お茶室にて
お茶室での経験は、かけがえがなく、人生でこのような時を過ごすことは想像もできなかった豊かさです。お茶室に到着するまでは大変緊張しますが、くぐり戸をくぐる時にはとても楽しくワクワクして、新しい世界を経験することが面白いと感じます。掛け軸に書、活けられたお花、この空間から感じる自由がとても楽しいです。広間に活けてあるお花もすばらしく、野山を庭とした王様を感じます。広間では高麗さんが書いて下さった書に出会い、皆さんが出会われる瞬間は歓声が上がります。お茶室でいただくコーヒーは、本当にどのような表現でも足りない美味しさ、身を浄められる飲み物です。高麗さんがお茶室で淹れて下さる所作は、美しくとても楽しく、お茶室で生命の声を書いて下さり、進むべき道は決まります。くぐり戸をくぐったら、後戻りはできないのです。新しい世界が開かれていきます。ビデオ講演会では、正しい作法を学ぶことで、全てに応用できると先生のお話をお聞きしました。作法を考えたことがなく、型通りに所作を覚えることは嫌いと咄嗟に反応しますが、過去の幼稚な反発です。美しい所作を身につけることは礼儀にも通じることはわかっているので、身に付けていきたいです。正しい体の使い方は、とても大切です。前に、礼儀の字は「禮儀」であって豊かさを示すとお聞きしてから納得できることは多くあります。本質をわかろうと、生きていけば無駄なこともわかっていきます。尊い経験をありがとうございます。