いのちをいのちで伝える
コンサートの時間が近づくにつれ、待ち遠しいような、覚悟を決めるような、何より惨い事が一刻も早く終わりますようにと祈るような気持ちと涙が溢れる中でチケット売りに出かけました。短時間でも偶然訪れる1軒1軒に縁を感じます。高麗恵子さんの閃きから生まれたお考えを実行していく時に吹く風があります。魂から発する清いエネルギーで人に会えば、人と、魂と、通じていくことがわかりました。
風のホールに到着し、人目を気にしなければ高麗さんへ駆け寄ってしまった事でしょう。久しぶりにお会いできてとてもうれしかったです。
今日のメッセージを知るすべもありませんでしたが、考えてきたこと、知りたかったこととピシャリと一致し素晴らしいメッセージに感極まります。開演前から溢れてとまらない涙は更に込み上げ続けました。会場で着席させていただいた途端、まだ演奏もはじまっていないのに日々の様々な大きな課題がとても小さく感じられました。こんな機会に恵まれていることが本当にありがたく、すべての人々に伝えたい気持ちは増すばかりです。帰宅後読ませていただいた高麗さんの書き込み(毎回コンサートメッセージまで本当にありがとうございます)や、ビデオ講演会からも、壮大なスケールで動いている歴史の真っ只中に居る、なんと尊い人生なのかとあらためて感謝しました。
メッセージ通りに経験させていただけますことは真にかけがえがありません。「深い意識」と初めてお聞きしました。とても尊い意識でした。会場でしか聴けないとても小さなピアノの音、響きは正に愛のはじまりでした。おおいなる存在ひとつに生きる時空へといざなう新しい風がそよぎます。この上なく麗しい音も、どこまでも轟く逞しさを超えたサウンドも、何もかもが感動を超えています。そして いだきしん先生のおはたらきが途轍もない事と感じられ、それでいてあまりに自然で、只々あたまが下がりました。
この度は高麗さんのアナウンスの最中もおしゃべりがやまず、1部のみならず2部は輪をかけたように騒々しくて、一体何が起こっているのかと不思議でなりませんでした。1部でも聞こえた寝息は2部にはいびきとなり、やはり音に集中しようと何度も努めました。収まるどころか激しくなり、ついに発信源を探してしまう自分を責めたりもしました。先生の目の前から鳴っているように聞こえ、周囲も寝ている人が多く、開演前の有様も含めて大地震でも来なければいいがと心憂いてしまいました。
演奏を終えられ先生が客席に向かれると、此の世の方とは到底思えぬ笑顔で信じられない気持ちでした。人の有様や様々な雑音も、世界中の出来事も宇宙をも凌駕し受け容れ変えていかれる先生のご存在は・・・と言葉になりません。只々心の中で感謝を伝えました。出会えている一人としていのちも出会いもますます神秘です。2000年ぶりに「愛」も「言葉」も変わりました。明日も身を運ばせていただき、綺麗にしていただけます世界唯一の尊い機会をありがとうございます。
今日もウクライナからの方々と高麗恵子さんが笑顔で語り合う一瞬に、明るく美しい光が舞っていて、世界中へあまねく伝わりますようにと平和を祈りました。
ありがとうございます。