いのちの軸
狛江での応用コースを、まことにありがとうございます。
はじまりのピアノの音は、身体の硬さがほどけ、胸の奥が拡がりやさしく心地よく包まれるようでした。
「力を抜くこと」そして「骨」のお話、自分の中の枠や思い込みが強くあったことに気づきます。日頃の仕事の中でお客様とリハビリをしたり、自分でも体を鍛えるのに、筋トレをして、筋肉をつけなくてはという意識がありました。最近の骨の情報や、また母が腰椎圧迫骨折で手術・入院したことなどから骨のことを考えることも多くなりましたが、これまでの頭もあり、正直よくわからなかったのです。先生のお話から目が覚めるようにつながり具体的に教えて頂きました。筋肉をあてにせず力を抜き、骨を強くし、可動性をよくして、「軸」をちゃんとすること。そのことを心掛けて実践するとともに、コンサートで「軸」がちゃんとする経験を生命丸ごとできることが何より有り難いです。その経験から、仕事の上でも自分のことも、身体を深く探求していこうと考えます。
そして「動機」が大事と。前回の、動けなかったお義父様が先生に「たのむ」と仰り、ひとつひとつ目標を叶え、北海道まで行かれたこと。そしてこのたびお聞きした、温泉旅行のお話、寝たきりの方にも、先生が「まず、すわれ」そして「おれにいのち預けるか」と仰り、大型免許を取りに行かれたこと。人間として心通じ、不可能が可能になっていくこと、心震え、感動し、胸がいっぱいになりました。「軸」の何より大事なことと感じます。
高麗さんのビデオ講演会にて、「10月の山」とお聞きし、今日から連日のコンサートが始まります。これまでの在り方、現状を乗り越え、大きく飛躍していくこと心に向かいます。
心より、ありがとうございます。 天田敬子