いのちの力
10月17日の京都ロームシアターでのコンサートに参加させて頂き、生き返ったと感じる程の素晴らしい経験を誠にありがとうございました。
会場に辿り着くと京都の行商活動された方に出会い、生き生きと輝くお姿に、高麗恵子さんと共に動く行商活動は生命躍動の機会であることを目の当たりにします。自分は擦り切れ疲れており苦笑いするしかありません。ロビーではマーブリングされた美しい和紙の作品の数々に魅せられました。色の美しさは勿論、純粋で優しくどこまでも自由な空間が現れ、眺めているだけで心が穏やかになり、この作品に出会えただけでも京都に来れて良かったと感じました。コンサート第一部では、いだきしん先生の演奏されるピアノの音が、身体の内側に沁み渡り、交流して下さっている事を感じます。頭はパンパンに腫れ上がり、疲労した身体が少しずつ解け、時々ポコッ、ポコッと何かが抜けてゆき、ずっと身を任せ聴いていたいと感じる一音一音に癒され、生気が蘇える経験でした。第二部はロマン溢れる演奏に内側から感動が広がりました。コンサートの後は生命の躍動が感じられ、元気になりました。世の中は大変辛い状況にあり心悲しくなりますが、そんな中でも、生命から生きるエネルギーが湧き上がる表現が生まれ、世界中に伝播してゆくことを心より願うばかりです。素晴らしい経験を誠にありがとうございました。