いのちのエネルギー
紫陽花の葉も日に日におおぶりになり、木々の葉も緑を増して生き生きと力強く感じます。雨が上がり、黒い雲の部分と、全く雨などなかったような晴れた空のコントラスト、そして天からさす光に照らされた自然の風景は幻想的です。こんな瞬間に出会うとつい見とれて足を止めます。
気持ちをノートに書き記していると、自分の状態がよくわかってきます。何と比較しているのか、卑下したり、逆にまだましかと思ったりと自分でもくだらないです。比較優位も比較劣位もまったく意味がないです。縄文の図録を今日も飽かず見ていました。装飾の数々を見ていると、作ったたくさんの人は、人の作品を見てなんとすごいのだろうと感嘆し、もっと自分もと、高め合い、磨きあった関係を感じます。それでなければあんなにもそれぞれがオリジナルでエネルギー溢れるものを作れないであろうと思います。生命の力が生み出した美です。それが暮らしの中にあったのですから、なんとも豊かな暮らしです。そんな中でも、縄文時代も地震はあったであろうし、噴火や洪水など、他の災害もあったと思います。そして、災害があっても、きっと皆で助け合い乗り越えてきたのだろうと感じます。何かあったらみんなで解決して次を作り続けてきたのだろうと。一人一人の命に、その心は受け継がれていると思います。私の命のうちにも。
今日もありがとうございます。後藤美香