いだきはじまりの日
迎賓館からの中継をありがとうございます。
休憩後の先生のお話をよくお聴きしました。2部の演奏はお話していただいたことそのままの音のなかに、過去から今に渡り人間のなかにあり続ける、自分ではどうにも出来ない、どうにもならない、因子として受け継がれてきた世界そのままでした。まことの自分になりたいと願っても、すぐに繰り返すことの根深さをそのまま受けとめることしかありません。父と母の関係、母がたの叔母の結婚と離婚、自分の中にある因子は受け継がれそのまま今の自分となっていました。先生のピアノの音色を初めてお聴きしたコンサートでなぜか小さな子供の頃の感覚が蘇り子守唄を聴かせていただいているような気持ちになったことが今一つになってわかっていけるように感じます。先祖が背負ってきた問題を私もまた受け継いでいること、その因子が整理されてもすぐに舞い戻り、また同じことを繰り返す。今こそその元となっていることから抜け出すときであることを自覚します。頭でいくら反省し、変わろうと思っても変われないできたことの大元が整理されていきました。まことの自分と、今まで変われないで来た自分。一体となっていたことを自覚できるときがやっと来たと受けとめられる迎賓館のコンサートです。まことの自分になれるとはどういうことか、その扉の入り口が見えて来ます。
いだき始まりの日の迎賓館のコンサートをありがとうございます。