いしずえを築く
今朝は京都の部屋に、比叡山からのやさしい風が吹き込みます。八坂の塔の真下で皆が語り合うとき、2000年、更に2000年,5000年と連綿と続いてようやく出会えた今この時を、共によろこび、共に闘う生命が響きあい、豊かです。「古の音が聞こえますか」と問われ、聞こえませんと首を振りましたが、その直後から体感がどんどん変わり、ミーティングが終わる頃には、すっかりとその音に魅せられ、西日本ならではと感じる状態、動ける身体になっていて、感謝しました。
高麗恵子さまを囲み、深い話し合いをさせていただく時、先日いだきしん先生のおっしゃった「基盤は新しくなっている」をよくわかりました。ミーティングの前のビデオ講演会の直後は心の中でGO!です。「全力以上」の御言葉を胸に、6月23日弘前での「高句麗伝説」を大音響でかけながら西へと来られたときのお話から感じた、素敵な空気感を心に抱き、お伝えします。
今このとき、いだきをお伝えする以外にすることはありません。この世的には山ほどやることがありますが、今はそれどころではないとは、いのちがわかっています。昨日ミーティング前、講演会の参加を決められた女性は85歳でした。涙ながらに出会えた喜びを語られます。数年前にポストに入っていた「高句麗伝説」のチラシを見た時から、ずっと気になっていたとお聞きし、他にもまだいらっしゃると感じました。2008年からはじまり11年目となりますが、長い歴史を軸にすれば、ほんの一瞬です。その一瞬の中の1日、1時間をどのように生きるかは存在証明と繋がると考えます。一瞬一瞬が光りはじめ、1時間1日、未来を創りつづけると、一人一人に繋がる過去も報われ、光ってくるのではないかと考えました。美しい石垣のひとつひとつと成り、新しい人類史を築いていくとは、なんと名誉なことでしょう。
「本音で生きて下さい」200万部、とは高麗さまのお父さまの御遺言です。実際、何度かお会いさせていただき、今でも大好きなお父さまの御言葉が心から消えたことは一度もありません。そして今、この世的な仕組みづくりもしていて、大勢の人が求めていることを実感しています。先日講演会に申し込まれた方は「以前ならこんなこと考えなかったけど、今だからとても心に響く」と自らおっしゃいました。昨夜はふと、世界中津々浦々におひろめしたい書物と感じました。
今日から3日間、真剣勝負です。当事者になり生きる人が一人でも増えれば、時空を越える力となるとわかります。「高麗」の精神にならい、心ひとつで向かう今、いのちあり出会えておりますこと、深く感謝申し上げます。