ある時の終わり

人と関わるために良かれと思ってしてきたことが、魂や命を棄てるに等しいことで全然良くなかった、悪かったんだと気付きを得、大きなショックを受け、生き方改める日々です。業で出会ってしまった関係はすぐに明らかになり、真の道を選ぶにつけ、ボロッと剥げ落ちていきます。どのような怒りも、やるせなさも、辛さも悲しさも、自分をごまかしたり捻じ曲げたり、ぼやかしてわからないようにする理由には成り得ない時を知ります。失われた自分を一つ一つ取り戻していく時に温もりを感じ、それらを破棄するよりなかった人生に悲しみを見ます。

最も「良かれと思ってずっとしてきたけど間違いだった」とわかるのは、きちんと整列させようとする層に出くわした時です。きちんということを聞いて整列すること、そんなときの上に立つ人に好まれる言動も手に取るようにわかる。しかしそのように生き、発言し、内面を工作していくことで本当に大切な人は離れ、本当に大切な温もりある内面は失われていくのです。だから懐かしい不幸にはさよならを言って新しい世界へ踏み出すのでした。

「いい子になりたい」私のような層の時代はもう終わるでしょう。