あるのは真のみ
東北センターにて密やかな雰囲気の中ふたつの講演会を聴ける一日は幸せでした。
隠されていたものが現れたら、変わらないものなど何もなく何が起こってもおかしくない程時代が変わるのだと再認識します。いつかはと予感していたことは愉しみでもあり今までに無い激動への畏れもあります。
生きている人の主体が生かされてなければ作り物であり本物の人間に見えないという真っ当な人間の感覚を教えて下さり衝撃を受けました。生きている状態がそのまま現れる言葉、写真を発信することは容易いものではないこと、現代人は対象化に鈍く慣れきってしまっていてもエチオピアでは撮らせてもくれないという鋭さがあるのだと鑑みます。大地と共に生きて畑仕事をしていた女性が地霊となり母なる大地とも言われる所以とお聞きすると地霊という言葉の意味も新たに知ることとなり、歴史にならない女性史や隠れた歴史をこれから学んで行けることに感謝しました。東北の地で死について、目に見えない世界についてお聞きするのは特別です。
いだきしん先生が淹れて下さった「結」コーヒーをまさか此処で頂けるなんて!と感激致し頂戴しました。生命の花から生まれた水のように澄み渡りやさしく愛あふれ生命に力が宿ります。潤いのある生命へと整いました。
真が明らかになる東北でのときを有難うございます。