あるがままに
6月8日三鷹でのコンサートをありがとうございました。
演奏が進むにつれて、目的や「~しなくてはならない」でものごとを決めている頭が浮き彫りになってきました。そのような時は選択肢が唯一で、ひとつの枠に自らを閉じ込めてしまう窮屈さを感じました。普段、時間に追われる状況をつくることで、このような選択をしていることもわかりました。ピアノの音を聴きながら、コンサートテーマとなることばを意識することすら窮屈に感じてきました。唯々、あるがままに身を置いていました。すると、このような窮屈さとは全く次元の異なる世界が広がりました。これが地鳴りか海鳴りだろうかと思うほどピアノの音が鼓膜に響き、迫力に生命が躍動しました。その後は、心が軽くあるがままの状態に心地良さと安らぎを感じていました。「自由」ということばさえも窮屈で苦しく感じられる透明さでした。アンコールの手拍子では、ピアノの音と会場の手拍子のこだまにワクワクし胸が高鳴りました。
ありがとうございます。