ありがとうございます
結工房での焙煎、誠にありがとうございます。いだきしん先生と高麗さんのいらっしゃる結工房は愛の空間です。美しい笑顔の花が咲きます。温もりがあります。世界がすべてこのような場所ばかりだったなら、と願わずにいられません。焙煎日の結工房には特別な何かが宿っているといつも感じます。ただそこにいるだけでも、ひと言ふた言の何気ない会話もやりとりも、食べものを食べることも、飲みものを飲むことも、どんな些細なことも全てが活き活きと輝いていくことを経験させていただきます。そうした経験をしていると、物事はすべて本来、「愛の〜」と、”愛の”が付く状態が自然な状態なのだと教えていただきます。愛の会話。愛のやりとり。きっと大昔の人たちは、いちいちそんなことを言わなくても、わかっていたのでしょう。海の中の魚が海の中にいることを忘れて暮らしているように、普段自分も愛の中にいることを忘れてしまっているのです。辛いことや痛みがあっても、ここにいるだけで楽しい気持ちになります。そうしたことに感応する生命にしていただいたのだと、そして生きている間にさらにどんどん極めていけるのだと、改めていだき講座を受講したことの凄さ、受容していただくことの有り難さを感じます。
結工房はカフェとしてあるだけではなく、焙煎工場でもあります。いだきの聖域でもあり、中枢でもあると思っています。いだきしん先生が焙煎された異次元の素晴らしい珈琲が、東北にある静かな町から飛び立つこと、それを世界中の人たちみんながもし飲んだら、一体どれだけ素晴らしい世界になるだろうかと想像してワクワクする、そんな、恋するときめきのような香りが至る所に満ち溢れているようです。その香りを嗅ぐだけで酔ってしまいます。スイーツも大変美味しくいただきました。先生に淹れていただいた「熱情」は本当に素晴らしく、気高く美しく深い味に、人間としてこのような生き様で生きなさい、と教えていただきます。先生は、ここは病院だから、と冗談めいておっしゃっていたかと思いますが、本当に先生の珈琲はお薬です。心と身体が元気になります。熱情は朝飲むと賢くなれるってよ、というスタッフの方のセールストークに、賢くなりたいので思わず1袋購入させていただきました。
会社とは何か。仕事とは何か。理念とは何か。経営の在り方、商品作りに取り組む姿勢、先生や高麗さんの所作、間近で見させていただける貴重な日です。特にいだきしん先生のお仕事ぶりを拝見できるのは大変貴重で、思わず目で追ってしまいます。あらゆる作業がすべて、ある大いなる一つの仕事へとつながっているのが見えます。どこをどう切り取っても一貫しています。だから先生の焙煎されるお姿も、珈琲を淹れる姿も、何もかもが美しく格好いいのだと感じます。アントレプレナーの学びとして、焙煎日の結工房ほど勉強になる場所はありません。
先日、妻のご両親にお手紙を書きました。お父様の介護のことなどで大変な時期でした。かなり文章は推敲しましたが、こんなに気持ちをわかってくれるなんて嬉しい、という返事をもらった時、ほっとしたと同時に、いだきしん先生と高麗さんに胸の中で感謝いたしました。「人はわかってもらえることで成長できる、次へ進める」、そう教えて頂いたのでできたことです。ありがとうございます。いだきしん先生や高麗さんのようにはいきませんが、身近な人が少しでも前向きな気持ちを持って生きてくれたなら、とても嬉しいです。
本音とはなんだろう、愛とは何だろう、自分は世界に貢献できていないのでは、お金に繋がらないのではと悩んでいる時は迷いが生じ、やりたいことや好きなことがわからなくなります。そのことがわかり、ただ自分が今やりたいこと、好きなことをやっています。そうすると、いつの間にか、食べたいものを食べているものです。いつの間にかやりたいことをやっているものです。誰に何を言われても、どれだけ落ち込んでも、いつの間にか、私が曲を作り、妻が歌を歌い、という楽曲作りを始めています。二人がまだ結婚する前、出会った時にやっていたことです。結局そこに戻ってきます。結局お互いポップソングが好きなことは変わらないようです。他人から見たら取り止めのないようなことかもしれませんが、そこにある「何か」にやはり惹かれるのです。いまの夢は二人でアルバムを作ることです。少しずつですが曲をためています。元々二人でやりたかったことです。ここまで来るのに10年以上かかりました。しかしいだきしん先生と高麗さんとの出会いがなければ一生かけても叶いませんでした。
「一度だけの人生で一度きり出会う」
ありがとうございます。