ありがとうございます
ずいぶん以前になりますが、先生より、就寝するとき、目覚めたとき、「ありがとうございます」と言うこと、と伺いました。ともすると、忘れてしまっていたり(すみません!)も、したのですが、最近、この「ありがとうございます」という言葉の凄さに今更ながら驚嘆しております。「ありがとうございます」と言うとき、確実に体の中が清められます。まるでお祓いのようです。そして見えない世界の力が降り注がれていくような体感を覚えるのです。今日も一日生きていける!と希望を感じます。言葉の持つ力でしょうか。それとも・・・。
翻って、最近ネットで大変な話題の楽曲があります(女子高生が歌っています)。確かに魅惑的で刺激的で歌唱力もあるしで、思わず耳を奪われますが、歌詞を聴いていると「怒り」「敵意」「皮肉」「攻撃」「断絶」などなど、胸が痛くなるイメージが次々と沸き起こり、頭が変になりそうです。10代の子供たちと接する仕事も月に数回していますが、この曲を喜んで聴いている子たちの心に、この歌はどういう根を下ろしてしまうのだろうかと、怖くて震えます。思いやりのある言葉、綺麗な言葉、優しい言葉、先人が残してくださった豊かな言葉を使える人間になるように、これからも自分は自分を鍛錬していきたいと(その曲を耳にするたびに)胸の痛みとともに思うのです。ある意味、戦いをしているような気がします。そしてこのウェブサロンにて、高麗さんのお書きになる言葉を読ませていただくたびに、感謝とともに、しなやかな心を取り戻しております。ありがとうございます。
レバノンへの物資が無事に届きますよう、ともに祈っております。