ありがとうございます

渋谷、三鷹と大変素晴らしい２日間のコンサートを誠にありがとうございました。渋谷ではこんなにピアノの音が会場に響くのかというぐらいの大音響で大いなる存在の前にあっては世俗の何もがこの次元ではちっぽけな虚構に過ぎず、それらを超え打ち克っていく力が生まれてまいります。９か月ぶりくらいにコンサートに参加された方は、第一部で涙がずっと止まらず、身体が緊張してこわばっていたがよくわかり、とても創造的になり活力が湧いてきましたと終演後も涙を浮かべて感動されていました。肝臓がほぐれ、大きく生きるように教えてくれました。コロナ禍では世間に肝臓を小さく、硬くさせられているのがよくわかります。今、起きているあることで、人としてあり得ないと感じることに出くわして、困惑しながら言葉にならない日々が続いていましたが、命は「悲しい」とことばとなり、悲しみを自覚しました。美しい命を犠牲にして成り立っている社会のことをおもいました。愛が中心であることが身体の軸、と経験し、創ることを示され、先生が地からどんどんと堕ちゆくものを引き上げてくださっていることを感じました。

三鷹のコンサートでは、とにかく美しい音に身をゆだね、もっとも純粋な水・光の中にありすべてが清められ、またみなもと、の水と光に洗われました。聖なる美しい音の連続、五女山に皆でいる映像が見え、平和への希求、実現していくこれからを示されます。終盤のアリランの音は生きていてよかった、と最高に幸せを感じるのです。三鷹の地でのコンサートが大好きです。コンサートを経験し、状況に飲み込まれるでもなく、状況に同化するでもなく、自ら創る、ということを身の回りで起こることから教わっております。

府中のコンサートに参加することになった静岡の方に伺うと、市で１０人の感染者が出ましたが、感染者の方は張り紙などの嫌がらせで新築の家を出て引っ越しをせざるを得なくなったそうで、引っ越しを余儀なくされた方がほかにも何人もいると伺いました。都でも感染者を店から出したら５万円の罰金（対策を守らずにということではありますが）、といった案も出されていて、なんという世の中だろうと思います。が、いだきと出会い、創る側で生きること、場を創ること、人と出会い、伝えていくことにこれから集中していこうと考えます。

２日間の大変素晴らしいコンサートの経験をいだきしん先生、高麗さん、ありがとうございます。消毒等も万全に毎回徹底して行ってくだっていることに感謝いたします。