ありがとうございます
いだきしん先生
高麗さん
昨日は迎賓館でのコンサートを誠にありがとうございました。
配信にて参加させていただき、何か疼くような動いているような不思議な体感を覚えました。
開演中、部屋の空間のいたるところに先生のピアノの音が刻まれていくなかで、ふと生まれつきの左腕の赤痣に目を向けました。
何とも中途半端な模様が残っています。
数年前に広範囲に及ぶ痣のレーザー治療を数回したものの、赤痣全てを消すことに何故か抵抗が出始め、途中で通院を止めていました。
小さい頃などは私も両親もこの存在を肯定的には観られず、嫌な思いの数々もやはり経験してきたのに、全て消してしまっては私自身が在りのままでは存在してはいけないことを認めてしまうようだったからです。
【悪いことをすると、あんな風に痣がついちゃうよ】と反面教師にされることはもう御免です。指をさされたり、可哀想だと思われたり、忌み嫌われたことの傷は深かったと思います。田舎の大人たちや子供たちは異質な存在を嘲笑い平気で排除しようとしてきました。見た目にはやはり醜いのだから、確かに 良いものでも良い意味でもないのかもしれません。ただ、今、それでも乗り越えて生きてきた自分を誇りに思います。本日のコンサートでそのように思えました。
同情されたいのではなく、今やっとこのことと真正面に受け止められるかもしれないので表してみました。
前の日に、私にいだきを紹介してくださった方とお会いしていて、【もののけ姫】の話がでてきたということもあります。アシタカの痣は呪いでしたが、私のは一体何か。理由は実はないかもしれませんが、このことももっと整理していきたいです。
そして、【自身を活かしきれていなくて不安定になっている】。まさに今の私自身のことでありました。今までの疎外からの超越はもう必須であり、悲願であります。
突然今のお勤めを退職することになりました。筋を通すためです。区切りがつき、いよいよ自分を活かすためにどんな判断と行動をしていくのかという局面を迎えておりますが、まずは引き続きコンサートに参加させていただきます。
仙台のコンサートを心待ちにしております。
生きる希望を誠にありがとうございます。