ありがとうございます。
10数年前に先生が講座で「衣食住でなく、食住衣だよ」とおっしゃった言葉がずっと、胸にあります。
数年前から、三石巌氏、藤川徳美医師の著書に大変感銘をうけ、分子栄養学を実践しております。
講座やコンサートをちゃんと聴けるようになりたい一心で続けていますが、自分の頭と体が、食べ物によりどう変わっていくのかを検証するのは、面白いです。
分子栄養学は高たんぱく質食と低糖質食が基本で、私は「主食」といわれる炭水化物を普段はほとんど食べません。
周りからは奇異な目でみられますが、子供のころから、ご飯よりおかずが好きだったので、「主食」は必要ありません。
糖質はコーヒーにさえ、入っているので、糖質0の食生活は、ほぼ不可能です。
「糖質は栄養泥棒」といわれます。糖質を多く摂取すると、分解するために、栄養素とエネルギーが大量に消費され、栄養失調になるそうです。
私は、糖質を取らない方が体も頭も調子がよいですが、うっかり大量の糖質をとると、血糖値スパイクをおこし、仕事のミスが連発し、足がつり、悲鳴をあげる有様です。まさに糖質爆弾です。できるだけとらないようにしますが、それでも、たまに、食べたくなるのです。
食べると必ず、不調になることがわかっているのに、
なぜ、欲するのか?と自分でもこの中毒のような感覚が不思議でたまりません。
猫、犬ですら、糖質摂取過剰で、糖尿病になる時代です。自ら体を害するものを、動物でさえ、わからなくなっている時代です。
スーパードクターといわれる眼科医、歯科医、精神科医、産科医などの様々な著書を読みましたが、一様にみな糖質を控えることが重要と説かれています。
幼児ならば、断糖するだけで、虫歯が治るという臨床例があると知ったときは、衝撃でした。
しかし、糖質の中毒性はコカインより強いそうで、これを断つのは、大変です。
果物ですら、品種改良で糖度が上げられ、糖質が高くなり、私にとっては、体によいものとは言えなくなっていますので、少量しか食べられません。
なぜ、甘いものをおいしいと感じるのか?
「甘い=おいしい」 という味覚が、元凶かもれません。
人類がこれほど、甘さを追求し、糖質を摂取するようになったのは、初めてなのです。
2月3日の府中コンサートで、ピアノの音をききながら、「改竄」という言葉が浮かびました。
「改竄」された何かから、真実が顕れる時がきているのだと感じます。
大きな大きな木に金色の葉がしげって、キラキラ光ります。
生命樹です。
幹にはかわいい白い蛇がまきついてます。
このピアノの音はイブが林檎を食べる前の楽園の音。
男と女が幸せに愛を交わすエデンの園の音。
ここが始まりなら、この音を経験できた生命ならば、やっと、コントロールから
解かれます。
ありがとうございます。
三村馨