ありがとうございます。
高麗さんのビデオ講演会では、「風の花」の詩についてのお話がありました。「女神」が砂漠の中で「風の花の詩を詠み少年におくる」という砂漠の情景が浮かび上がりました。私はその訪れたことのない砂漠の情景に涙が込み上げてくるのです。イスラム教以前に信仰されていた「女神」の存在を、シリアで詠まれたことに、魂が揺さぶられます。
講演会ではまた、パルミラの遺跡を破壊し、精神を破壊する行為に立ち向かったという話も聞きました。そのお話に心が打たれました。先生が撮影されたパルミラの映像が残る高句麗伝説を、シリアの方々に伝えたいという気持ちが湧き上がります。シリア難民を受け入れる国も、経済状況は厳しい中で国境付近に双方の難民がいることを知りました。
8月9日のコンサートの一部では、核に関するテーマが取り上げられました。核弾頭の数は、今年6月時点で推定12000発とのこと。高麗様のビデオ講演会では、核は愛を破壊する行為と、お話がありました。現在でもなお、核弾頭を配備し、威嚇し、命を奪い、愛を破壊する行為が続いています。それらを終わらせるには、私には先生の即興演奏以外に方法がないと考えています。コンサートの二部は、宇宙にいるような体感でした。「年齢と共に深い層と交わり宇宙に溶け込む」というコンサートメッセージがありましたが、私は大気圏を突き抜けていくような感覚を覚えました。これらの経験をどのように伝えるべきかと、考えています。前回のアントレプレヌールサロンで共感についてのお話を聞いたとき、私は、人との関係において煩わしさばかりを感じ共感にまで至りませんでした。そして、今日もアントレプレヌールサロンに参加させていただく幸運に感謝申し上げます。ありがとうございます。