ありがとうございます。
昨日は仙台での「本音で生きてください」講演会ありがとうございました。何度か参加させて頂いておりますが、いつも初めて聞いたかのように新鮮に感じます。それというのも毎回少しずつ知らなかったエピソードがあり「そのようなことがあったのか」と、そこでまた新たな視点や気づきを得、より多角的、多層的に理解できることもひとつ大きな理由だと思っています。いだきについては信じる信じないではなく、わかればいい。その理解も未だ乏しい自分自身の了見の狭さを認識させて頂ける場でもあります。
高麗さんの口から語られるお話はひとつひとつのスケールが文字通り世界規模で大きく深く、とても2時間程度では語りきれないであろう内容に、光を結晶化したような眩い歴史を作られてきたことに本当に頭が下がる思いです。とくに昨日は「響ー斎藤忠光の世界」を拝見させて頂き、大変感動するとともに、ますますその思いは強くなりました。
何度かお話では度々伺っていた熊本のコンサートですが、当時の熱量や雰囲気、先生のお姿、奏でる音が、映像越しでもよく伝わり、ダイレクトに心に飛び込んでくるようで臨場感はすごいものでした。「川の中でピアノを弾いた」、「野外でピアノを弾いた」とのエピソードについても、お話では聞いたことがありましたが、実際の映像は自分のイメージを遥かに凌駕しており、大変美しく神々しいものでした。今でも目に焼き付いています。インタビューに応える先生のお姿は失礼ながら「カッコいい」の一言です。眼福でございました。
当時の映像は熊本のテレビ局の制作とお聞きしましたが、「斎藤忠光」という人物への敬意を感じるナレーションと編集の仕方に、個人的主観や主義を排し普遍的な何かを映像として残そうとする気概が伝わりこともあり、見ているだけで心の靄が晴れ、どんどん清々しい気持ちになり元気を頂きました。さすがテレビ局の仕事といいますか、プロの解説や編集が入ると、こうもものごとをすっきりと立体的に捉えさせてくれるものか、と感心しました。再編集して頂いたことで、より現代的な視聴感覚で拝見することができました。これが全てとはもちろん思ってはおりませんが、いだきしん先生がどのような方で、何をしてきたのを問われた時、口下手な自分の代わりに大変よく伝えてくれる素晴らしい内容でございました。アーカイブ化とプラットフォーム化による偉大な歴史の映像編集と配信、そして双方向の心の交流、まさにDXです。
23日の三鷹コンサートへ向かわせて頂きます。ありがとうございます。