ありがとうございます。
府中の森のコンサートメッセージは、「啓」でした。そして続く二部は「私はどうやって他者とつながるのか、つながれるのか」という、テーマでした。日常のメールでのやりとりで、悶々としながら、伝えたい気持ちを、言葉にし、翻訳ソフトで変換する日々です。毎回のコンサートメッセージに、救われるような気持ちになります。まさに、このことをわかりたいと、姿勢を糺し、内面に響く音を辿ります。しかし、私には「他者とつながれる」とは、どういうことなのか、頭でスッキリと理解できません。
迎賓館コンサートでは、中東情勢から宗教戦争、核戦争等についてお話し下さいました。イスラム圏の緊迫しているお話を聞くと、自分にできること、自分が成すべきことを考えさせられます。コンサートで多くの経験をしたこの身を、何とか、もっと、どうにかならないものかと、熱くなる気持ちが込み上げてきます。イスラムのこと、宗教のことは、まだ勉強が足りず、理解できないですが、その分、一日でも早く、一人でも多くの中東地域の方に先生の音が伝わることを、切望します。終盤のピアノの音は、お腹に入ってきた何かが、僅かですが、私の頭から外に抜けて空間と融合していきました。夕方になると虹が、光の柱のようにかかり、美しい空を見ました。京都、香川でも同時に虹がかかったとSNSに投稿された写真で知りました。8月23日の京都コンサートは、歴史的コンサートであると告げられる光を放った虹でした。ありがとうございます。