ありがとうございます。

京都コンサート、会場にて参加できる機会を頂きました。京都は歴史的建造物が街の至るところにあり、歴史の厚みを感じました。八坂神社、知恩院は荘厳で圧倒されました。高麗ギャラリーカフェにも行くことができました。心地よい風が吹き抜ける素敵な場所でした。コンサートホールは建築も、音響も大変素晴らしく、とくにパイプオルガンの音には驚きました。あれだけの倍音を鳴らす楽器でありながら、どのような音の重なり具合に対しても響きが一切ノイズにはならず、すべてが全体として美しく響いていました。その音の内側に身体全体がすっぽりと包まれ、まさに至福のときでした。先生が要らないものすべてを持っていってくださってような感覚で、ただただ、音の中にひとつにいました。

京都に行き感じましたのは、まさにローマは一日にしてならず。歴史は一日一日の積み重ね。自分の一日一日が自分の歴史を作ることを思い知らされました。
天は高く、果てしなく。
生きている間に、自分は果たしてどこまでのことが出来るだろうか。何も無いといえるところまでの表現が出来るだろうか、と思うと自分が小さく感じ、心がザワザワします。しかし、やるより他ありません。やればできる身となっています。

いだきしん先生、高麗さん、いつもありがとうございます。