ありがとうございます。
迎賓館コンサートありがとうございました。
ピアノの音を背筋を伸ばしてずっと、きいていました。
ラストの方で、ピアノの音が、頭から、身体の中心線を駆け抜けていきました。その瞬間、涙がにじみました。この体感は、初めてです。頭が、変わると感じます。いや、既に変わったのです。
又、生命革まる経験です。
日本で生きるということは、自然の変化に鋭敏に生きることが、どこの国より、求められています。そのうち、日本でも、「生命感覚」を養うことが大切だと、当たり前のように言われるようになると感じます。しかし、生命まるごと、引き受けて、変えてくださる場は、「いだき」だけなのです。
小雨が降り始めたにもかかかわらず、高麗さんが、笑顔で、最後まで、バスを見送られる姿に頭が下がります。動きはじめた車窓から、高句麗衣装の袖を振り、あいさつをするだけで、涙が滲みます。
貴重な場をありがとうございます。
三村 馨