ありがとうございました
三鷹市公会堂、光のホールでの高句麗伝説コンサートは、表のロビーに飾られた高麗さんのタペストリーの様に、美しく躍動感に溢れ、新鮮な真の今を感じる、生涯ただ一回きりの豊かな経験となりました。
翌日の朝、仕事に向かう時に感じた仙台の空気は凛と冷たく、
「ああ。まっとうな冬が来た」
と感じました。
プーシキンの詩を読ませていただいた時、特に冬、雪の風景を詠んだ作品に心惹かれました。東北に生き、とけない雪が土地を白く覆う冬を過ごした故と感じました。雪に閉ざされ、包み込まれる冬は、生命を強く逞し、また、肌寄せ合い共に生きる人間の温もりを育てると感じます。雪の中一人立つと、あたりの物音は雪がすっかり吸収し、全くの一人であると感じられます。周りの音は吸収しつつ、降り積もる音は、さら。さら。と耳元に届く・・・そんな東北の冬が私は大好きです。また、火を囲み思い思いに過ごしたり、静かに語り合ったりできる冬が、私は大好きです。
コンサートの後、東北にまっとうな冬が来るのなら、私は嬉しく感じます。
また、今、私は「訓練」を口癖にしています。身に付けたいことがたくさんあります。このように瑞々しく生きられるようになれたことが嬉しくありがたくかんじます。
ありがとうございます。