あらたに
京都での、大きな一日をありがとうございます。
念願の、幻のコグリョカフェに伺うことができました。順番を待ちながら、高麗さんが昨夜書かれた詩書の中から浮き上がるように見えた額があり、頂きました。どこかあきらめていたかもしれない五女山。樹々の緑、麗しい風吹き、心震えます。
どきどきしながら素晴らしいコーヒーとスイーツを頂き、高麗さんが書いてくださった詩は自分の内をそのままにあらわして下さり、高麗さんの瞳の深いひかりに、涙よりありませんでした。
悲しみ
生命にとけ込み
生きる力 生まれ
新たな生命
生きていく
真にわかって下さる方がおられるので、先に向かえます尊い機会が、身にしみ有り難いです。ありがとうございます。
京都コンサートホールにて先生が登場され、お聞きしていたお着物のお姿、そしてパイプオルガンの一音目から存在あらわれ、畏れとともに息を呑み一心にお聴きしました。いろいろ浮かぶものありながらも何もなくなっていきます。母を感じ、連なる魂、はかりしれない流れによって此処に在ること、感謝し、涙ばかりが溢れました。胸のうちから「はたらく」とことばになりました。
二部、存在、神様の声と感じる一音一音が全身に響き、只事ではない瞬間瞬間。美しくやさしいピアノの音は、これまでのすべてを包み込み、今から未来へとひらかれます。
ここからあらたに生きる、未知なこれからに心馳せます。
あまりに尊いコンサートに身を置かせて頂き、大事な一日、はかりしれない力を頂き、深く感謝申し上げます。
ありがとうございます。
天田敬子