あい 先生ありがとうございます
いつも高麗さんが、選んでくださる作品に助けられ、作品が道標となり、時を通じてますますに悦びが満ちます。
本日は、京都ロームシアターでのコンサートに参加させていただきました。
気が付かずにあった恐怖や悲しみが、先生の音に反応し出てくると、音がなるたびに、背中がびくつき体が緊張の反応をしたのは、初めてのことでした。
自分が恐怖でがんじがらめになっていたことを初めて自覚しました。
自覚したのは、男性恐怖から始まり、生きることの恐怖、子供に対しても、子供が傷つくことへの恐怖、不安、悲しみ、恐れ、
年齢、お金、人との関係が痛いこと、あらゆることが恐怖と悲しみでいっぱいだったと自覚しました。
それは自分1人のものとは思えない、深く、根深く、骨の髄まで入り込んだ、恐怖と悲しみにあったこと。
それが背中に張り付き、緊張となり、背中も首も肩も硬直していることを自覚しました。
それが、先生の音とともに、涙とともにメリメリと剥がれていきました。
本当にメリメリと音をたて、剥がれていったのです。その解放は、大きな声を上げて泣きたい気持ちでした。
あるとき、悲しみの解放の涙から、満たされた何もない幸せの涙に変わりました。
コンサートの最後の2音は、『あ』『い』でした。
帰りに、いただいたチラシを胸に抱え、大切に、きれいに、伝えていくと心に会場を出ました。
人の内面は、こんなにも美しいのかと、今、この時、自分の内側に何にもないことに、ただ幸せで、先生と共にあることに満たされ、生まれてきて良かったし、生きていきたいと思います。