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「死について」


途轍もない「死について」をありがとうございました。身近な人には全員に聞いてもらいたい御話、経験でした。
気がついたら葬儀の仕事をはじめ、早23年も経っています。葬儀は死後のことであり、死についてはわかっておりません。しかし葬儀では、亡くなった人のみならず、最も近い家族の生き様、本性、人との関係等、故人が生きている時よりも見事に明確に表れると、毎回驚くと共に、死をもって生が表れることへのやりきれなさを感じてきました。また、この3月に父が亡くなり、悔やむことや、まだ整理ついていないこともあり、それを境に変わった考えもあります。仕事柄多くの宗教家や学者にも会い、勉強会にも参加しましたが、いだきしん先生より「死について」真を御話できる方はおられないとわかります。医療関係の方や、葬儀を仕事にするのであればもっと先生から学ぶべきと考え声もかけてきました。現場にわかる人を増やすことが必要と考えたからです。しかし残念ながら自分が思い描いたようにはならなかった現実があり、それは当たり前と、今はわかります。
たくさんのことを御話いただき、人生の大きな節目となった「死について」でした。この尊い経験を源として、まずは自分で言葉、文章にし、なすべきことを実行して参ります。

「こういうこと(死についてで御話下さっていること)を大っぴらに話せれば世の中変わる(けど今はまだ話せない)」とおっしゃる事に誠に共感いたします。葬儀業界や日本の宗教界は「死」を益々軽い「物」にしてきてしまっています。改革が必要と考え時には行政等にも向かって変えてきましたが、我を張ることはやめて、ど真ん中で堂々とより良い仕事をして参ります。
このような尊い学びの機会をつくって下さっておりますことへも、心より感謝申し上げます。

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