「存在」とのメッセージ
第一部「存在」
存在とは何か。
それは単なる哲学の問いではありません。
今世界で揺れている最も切実な問いです。
存在は、本来、出来事です。
私達は関係の中で生起しています。
しかし、恐怖が支配するとき
人は他者を対象に変えます。
対象を、
排除できる。
操作できる。
破壊できる。
その瞬間、存在は忘れられます。
これを「存在の忘却」と呼ぶことができます。
人は、見る前に、考える前に、
触れられてはじまります。
胎児は、光を知る前に、言葉をもつ前に、
触れられると反応します。私達は最初から、
世界に触れられている存在です。
皮膚は、ただの被いではありません。脳と同じ起源をもつ
外にひらいた神経です。内と外を分けながら、
同時に結ぶ場所です。
風に触れる、音に触れる、気配に触れる。
その度に存在は新しくなります。
存在は出来事です。
我々が今ここにいるという出来事、それは、
宇宙が一回だけ起こしている奇跡です。
第二部「触れなくなったとき、何が起きるか」
もし、この皮膚の感覚が鈍くなったら、何が起きるでしょうか。
歴史を振り返ると、戦争はいつも、
大きな理念の名の下にはじまりました。
正義。
安全。
防衛。
どれも必要な言葉です。
しかしそのとき、一人一人は遠ざかっていきます。
数字になり、統計になり、損害になります。
体温は消えます。
遠い出来事に慣れてしまうとき、
皮膚は閉じます。
しかし、どんな時代でも、目の前の一人を
守ろうとする体がありました。食べ物を分けあいました。
それは、
国家よりも深いところで、人が人を感じていた証です。
私達は、触れられてはじまった存在です。
その事実は、歴史よりも古く、思想よりも深い。
本日のピアノの音が広がるとき、
ただ同じ振動を受けとる体があります。
その震えを共有するかぎり、完全な分断は起こりません。
愛とは、大きな理想ではなく、
相手を触れられる存在として感じ続けることです。
この感覚があるなら、世界は回復できます。
イランで起こっていることは遠い国のことではなく、身の内のこととし感じていました。何度も行かせていただき、前代未聞のコンサートを何度も開催した国です。人々の精神の支えであります素晴らしい遺跡や人々が暮らす場が攻撃を受けることは耐え難きことであります。今朝は初めて日本が攻撃されることが現実のことと見え、身震いしました。自然とその時どうするかを考えていました。高麗屋での幻のコグリョカフェにて皆様の内面の光景を詩に表す時、海を眺める丘に立ち、風の便りを聞く光景が見える方もいれば、秘めていた真の力を発揮すれば皆が助かる道を作ると見える方もおられ、一人一人の力を合わせ、何があっても生き延びていける道を作っていくのだと希望の光を見たのです。特に、いだき講座を受けた方々は直感力もあり、生命感覚も養われていますので、本領を発揮し、力を合わせ、助け合っていけると見えたことが希望の光となりました。コンサートメッセージを読ませていただいた時に、「恐怖が支配する時、人は他者を対象に変えます。対象を排除できる。操作できる。破壊できる。その瞬間存在は忘れられます」とのお言葉に今起こっていることの原因を見ます。「私たちは世界に触れられている存在」との表現に解決の道を見出します。そのことを先生のコンサートで経験できるからです。真に一部は、恐怖から解放され、頭の芯までほぐれました。恐怖と感じる場面は崖っぷちを車で走っているような感覚になり、ブレーキが効かずに、落ちそうな感覚だったのです。その後にいつも痺れる後頭部がほぐれ、安心し身を任せ、力が抜け、心地よさに包まれました。生命やさしい感覚に包まれました。第二部のメッセージは感動しました。今起こっている戦争のことであり日本にも起こるかもしれないとリアルに感じる今、最も必要なメッセージをいただき、心から感謝します。「目の前にいる一人を守ろうとする体がありました」から始まるお言葉に真の希望を見出します。演奏から、対象となり閉じた皮膚が蘇ることを経験しました。「本日のピアノの音が広がる時。。。」からのメッセージに深く感動します。ここに唯一の可能性を見出します。演奏をお聴きし、日本の危機を考えた時、先生が日本におられるので、日本は守られているとはっきりと見えました。そして世界中には先生と繋がっている生命がたくさんあることが見え、涙込み上げる程に感動しました。先生につながる人々がそれぞれの場で良い世界を作る為に生きていることは破壊を抑止すると見えました。そして決してあきらめないことが必要とわかります。あきらめずにやり続けていくことで世界が変わると見え、コンサートが終わりました。私は。徹して内面は、はるか彼方に通じ、お告げを聞き、実行しようと決めました。一人一人の能力を結集すれば皆の生命守り合い生きていけると見えたままに実行することに尽くします。先生のコンサートの経験が戦争に加担しない生き方を経験します。かけがいのないコンサートの機会を皆で活かしていければいいと願い、今後もお伝えし続けていきます。明日も迎賓館でのコンサートがございます。世界を変え、平和を作る為に作られた迎賓館です。世界に伝播します。「同じ振動を受けとる体があります」と書かれてありましたお言葉に可能性を感じます。
レバノンも全土が攻撃を受け、死傷者が出ていると知り、レバノンにおられる方のご無事を祈ります。今、フアドさんの無事を確認できました。イランでは165人の子供たちが亡くなったと知り、胸が張り裂けそうです。皆で場をこえ、内面ひとつにつながり、先生がコンサートで表現し作ってくださる環境、場を共有し、新しい世界を作り続けていけますように祈ります。
ありがとうございます。
