KEIKO KOMA Webサロン

「わび」を知る日本人


不幸そうな人が不幸なままどんなに頑張っても、「傷付いた人」にしか見えない。心の中の空洞を、焦りから、見ないようにして軽薄な音声を発しても、「面倒な人」と思われておしまい・・・。そんな経験をして、そんな経験を、メモを書いて振り返りました。どんなに素晴らしい経験をしても、心の空洞をそのままにしておいては、焦りのままに動きまくっても逆効果にしかならないことを我が身で知ります。経験したことは整理されて身になることも併せて感じます。

さびれとか、けがれとか、本来目を覆いたくなるような事柄の中にも積極的に受け容れ楽しむ・・・私が現状捉えている以上の奥深さがあるメッセージであることは承知していますが、その言葉をそのまま受け取っても、現状の私にさえ希望を与えてくださる内容です。ちょうど、やっぱり人間である限りどう頑張っても汚くなるし、いやだなぁと思っていたのです。でも、「わび」という美しさが日本にはあることを知りました。こんな風にして私が想像もしなかった方向から真に必要なことの答え(ヒント?)を教えて下さることには、感動を通り越えて驚きます。岡倉天心の「茶の本」は何年も前にご紹介いただいて、読みました。もっと日本の美について考えて生きていこうという気持ちが湧きます。こどものころ、まだまだ好奇心でいっぱいだった頃に、こうやって、疑問に対する答えや知らないことを教えてくださる大人がいたらどんなに素敵だっただろうと素直に感じてしまいます。先生が生身でいらっしゃるのはこの100年余りだけなんて、それ以上先のこどもたちは大丈夫なんでしょうか。

第一部では、明らかにコンサートメッセージをお聞きしていたからだと思われるのですが、静かで簡素なお茶室でお茶を頂いていて、そのお茶碗が天と通じて天からお茶碗の中にすごいエネルギーが聖なる雷とでも呼べる姿で入り込んで、それをいただいた人間の中へ取り込まれていく様子を見えるように感じました。静かなお茶室とは一見似つかない怒涛のエネルギーがお茶碗に入り込み人へ注がれたのです。余計なものをそぎ落としてきれいになったところに天からのエネルギーが落ち人と一体化して強くなっていく様子をわかりました。第二部では、自分についている、自分でも意識的になりすぎて気付けない嘘と分離していける予感がしました。こういうものを祓ってこそ、天からのエネルギーが降り注ぐのでしょう。

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先生焙煎ハンベラ
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三鷹市芸術文化センター風のホールにて
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杉並公会堂 大ホールにて