「この時を待っていた」

本日は盛岡市民文化ホール大ホールでのいだきしんピアノインプロビゼーションコンサートを心より有難うございました。アンコールのアリランに無心で手拍子をうつと波に乗って「この時を待っていた」と確かな声が聞こえ、大陸と繋がっていたことを思い出すように胸が熱く、咽び泣きがこみ上げるのでした。こんな時が来るなんて思ってもみなかったという声がします。東北は地元ですが、やっぱり地元なだけあって自分は紛れもなく東北人だと感じました。

一部では地の底から、以前も会ったことのある竜が噴出してくるのを感じ、それが過ぎると雪景色のような懐かしく美しい光景がひろがります。二部では天使にこれからの仕事のやり方を教えていただきました。とても具体的です。

家に帰ってきて作業をしました。温かい部屋で楽しく仕事をする時間がとても好きで、子供のころずっと続くと信じていた時間です。実際は、途中で闇に取られ二度と戻らない時間となってしまいました。しかし今この時、あの幸せな時間が復活しています。願ってもないことです。ある場所にいながら世界と繋がっていくぬくもりがとても嬉しいです。

コンサートを心よりありがとうございました。また、東北は自分の場所というわけではないのですが、全国各地の素晴らしい土地から東北へ、たくさんの方々が優しく美しいお気持ちで、いだきしん先生のコンサートを聴くために足を運んでおられることをなぜだか涙が出るほど嬉しく感じました。ありがとうございました。