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withウィルス


ウィルスとヒト。どうして、妊娠中のお母さんの血液型と胎児の血液型が違うのに、お腹の赤ちゃんがきちんと守られるのか?輸血だって、違う血液型が混ざってはいけません。

それは胎盤にある「合胞体性栄養膜」という膜のおかげだそうです。その膜が、酸素や養分は通すけど、血液は通さないようにしてくれているそうです。驚くことに、その優れた働きをする膜は、あるウィルスの遺伝子が由来しているそうです。
つまり、ウィルスのおかげでヒトは守られている。ウィルスのおかげで人類はより繁栄できた、という話です。

この話が本当かわかりませんが、少なくともヒトの中にウィルス由来の遺伝子があることは事実のようです。たしかに、ウィルスも宿主である人間が死んでしまっては、ウィルスだって生きられません。ウィルスの目的は繁殖です。ならばどうするか?宿主とともに繁栄する。人間と共存共栄の道を選ぶ。ウィルスがそういう生存戦略を獲得してもおかしくありません。

たしかにウィルスは人類にとっての脅威、非常に恐ろしい存在ですが、人間の繁栄のために役立っている側面もあるかもしれません。つまり、人間の進化を促している、と。ウィルスに耐えた人間が、その後、「新人類」として生きてきたのかもしれません。

自分の身体には、じつは、これまでの人類の歴史、宇宙の歴史のあらゆる遺伝子情報が組み込まれていることを示唆してくれる興味深い話だと思いました。

今日、父親から、田舎の親戚とのゴタゴタの話を聞きました。土地、金、面子、家。なぜそこまで人間がひどくなれるのか?事情はよくわかりませんが、法律に詳しい親戚にやりこまれているようで、不利を被っています。金銭面のトラブルや権利から、裁判沙汰にもなりそうな物騒な話です。父は彼らに対し「頭がいい」と繰り返し言いますが、私は「頭がいいとは思わない。本当に頭が良いならそんなひどい状況にならないし、人を困らせないでまっとうに働いて生きてるはずだ」と答えました。こんなゴタゴタ早く整理して母と毎日元気に笑顔で暮らしてほしいです。こうなるのも父親が優しいからです。優しさにつけこまれています。腹立たしいことですが、その優しさが遺伝子として私にも受け継がれているなら、優しさや愛情というものが、たしかに、働きとしてこの体に組み込まれているのを感じます。

withウィルス。人類発祥からともにあり、どうせ逃れられないなら、ともに生きるしかない。もちろん人間側だって、できる限りの生存戦略をして。
今の状況を越えれば、それだけで新しいことをしている、新しい人類になれていると思います。

高麗さん、いだき先生にお会いできて感謝です。いつもありがとうございます。

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