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8月5日府中の森コンサート


存在を問うコンサートでした。とても久しぶりに感じたパイプオルガンに、なぜかスペイン、サンチャゴコンポステーラ大聖堂のパイプオルガンを思い出していました。大聖堂に座った瞬間に流れたパイプオルガンで号泣し、この大聖堂に辿り着きたかったと心の中から叫んでいた事を思いました。同時に人間がここまでやってしまったことを謝罪していました。ニュースでも流れていたレバノンの大爆発で、大勢の人が巻き込まれた事を、なぜと問うてました。世界中が不協和音のようにギシギシと音をたてて何かに向かっているかのようです。自然破壊も争いも、ウィルスも全て人が為した事。神が為した事ではないのがわかります。
存在を問うことなくして答えはないとのメッセージに、演奏を聞きながら存在を問い続けました。なぜ自分は生まれ生きているのか、なんのために存在するのか、、以前にも思い巡らして答えが出なかった事です。子供達4人を育てる事の為に生まれたのか、、。この世の人の理不尽さ、わからなさ、様々な事が浮かびましたが、ふと、それでも存在する人の尊さがある事に気がつきました。人はどんなに傷つけあっても、仮に人を殺めても、存在する意味があると。時に嫌なことがあると、自分の存在ですら恨めしい思いに駆られていたのが、今日の存在を問う演奏で、自身の存在を肯定する事ができました。いのちを考えた時、存在する事の本当のありがたさを感じます。15年前に母が亡くなった時に、どんな状態でもいいからこの世に存在してほしい、そう願いました。父の事も、どんなに嫌いでも、本当はそうである事がわかりました。いのちが繋がっている事、私を通して先生に出会っている事で、私の存在は意味があるのだろうとも考えました。
ピアノは叩きつけるように激しく、時にガラスのように繊細で美しい響きでした。倍音が胸に響きます。心からありがとうございます。明日のコンサートも何卒よろしくお願い致します。

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