計り知れない働き

本日のいだきしん先生による府中の森芸術文化劇場どりーむホールにて開催されたコンサートに参加させて頂き誠にありがとうございます。一席に座らせて頂き、ある一瞬は激しく変わりゆく自然の力強さを、ある一瞬は木の葉の舞う木立の中に立っているようでもあり、また木漏れ日の注ぐような温もりあるやさしい世界に触れたかと感じた次の瞬間には、白と黒と青のコントラストがハッキリとした雪国の世界のようにも感じ、瞬間瞬間頭で解釈する間も無く、数多なる世界を経験したような体感のコンサートでした。そして本日のある一瞬に意識しないと見えないような僅かな染みほどの陰りがスゥ…っと空間に融け合い跡形も何もなくなっていく場面があり新しい何かが始まる予感と兆しに触れ、今日は冬至であったことを納得しました。そして言葉をあまりに知らなかったり、確認もせず自分の解釈が正しいと譲らない意識でものを見たりしているが故に、何か周りのせいになる文章となったり状態となることを、自ら書いた文章の何度も気になる箇所を確認する事から気付きました。毎日できないことができるようになれる新しい人生に感謝を申し上げます。いつもありがとうございます。

井波　晃