KEIKO KOMA Webサロン

秋晴れの日


次回のコンサート開催候補の会場に行くと、デイレクターが建物の前に出てお迎えくださいました。晴れた日に似合うほがらかな若い男性でした。中に入るなり、苦手な動物が2匹もいたので、心臓が飛び出る程驚き、その衝撃なのか何なのかわかりませんが、具合が悪くなってしまいました。思えば、朝から貧血気味でした。コンサートが近づき、どれだけたくさんの霊魂や人々の苦しい状態、解決なくしては先がなく限界にあるものが集まっていることでしょうか。もはや昨日と同じ朝ではなく、大きな歴史的なある何かに向かっている体感でした。ここで気持ちが悪くなり、倒れていれないと頑張っていましたが、気持ち悪さは抜けず、小声で先生に具合が悪いことを伝えさせていただきました。笑って苦手な動物の名をいいました。瞬間、苦しみが抜け、いつもの元気な自分になりました。笑い話のようですが、本当の事です。

1908年に作られた歴史ある建物です。今年で111年目だそうです舞台の影におかれているピアノを先生が弾かれました。聞いたこともない音です。そしてホールの前のホワイエも100名程のコンサートができる場所でした。男性と女性の肖像画が刻まれている古い趣のあるアップライトのピアノが置かれてありました。先生が弾かれると、とても神秘的で素敵な音がしました。ここでミニコンサートを開催するのも素敵と感じました。若い男性のデイレクターは、私達の活動を面白いとおっしゃってくださり、すぐにいつ来れますかと尋ねてこられました。本来であれば待ってましたとばかりのお尋ねですが、ギャラリーオープンと合わせて開催したいので日程が決められずに、今後の方向性を話い合いました。先程先生がここにアップしてくださった私が映る写真の中で、背景に歴史的な建物が映る写真が、この会場で最も誇る風景とおっしゃり、ご案内してくださったバルコニーで撮影していただいた写真でした。大きな会議室のバルコニーでした。

ミーテイングが終わり、外へ出ると、今日は真に秋晴れです。お散歩日和と感じ、歩くことが気持ち良いです。先程先生もメッセージを書かれていましたが、年に数度あるかないかの良いお天気とお聞きし、コンサートが開催されることとツアーの方々を歓迎してくださっていると感じ、とてもうれしいです。今日は、昨日までとはまるで違う陽気で、コートもいらない暖かさでした。ツアーの方々におかれましては観光日和であったと感じ、ほっとしながら、この地に皆様がお越しくださっていることをうれしく感じる一日でした。

フィルハーモニーでのリハーサルでは、自分が何処にいるのか何時の時代に生きているのかわからなくなりました。フィルハーモニーは、今年が80周年です。こちらも歴史ある建物です。先生の音は当たり前ですが、日本では決して聴くことのない音でした。目を閉じ、音から見える図形を言葉にしようと心澄ましましたが、私には風が吹いているようにより見えず、感じられませんでした。ずっと風が吹いているのです。ある時、突然「風化」という言葉が生まれました。風が吹き、何もかも消し去っていく様が見えました。この地の歴史は消えていると感じます。それはこの地に初めて来た時に感じていました。心澄まし、この地を感じようとしても、闇が覆いかぶさっている状態が見え、歴史が見えませんでした。風化されたのだと言葉にあらわることによりわかりました。その後、アリラン的な演奏をしてくださり、魂に火が灯りました。魂が動き出すと見えたところでリハーサルが終わりました。明日がますます愉しみです。

今朝の夢では、「高句麗の遺民は日本とロシアにいる」と記された歴史書の一文が現れました。夢の中で高句麗人は日本とロシアに居るのだからロシアは身内のような国なのだとしみじみと受け止めていました。今日もリハーサルでの経験からは、風化された歴史が蘇り、魂蘇ると見えました。ありがたいばかりです。

早めにリハーサルが終わり、ずっと行きたかったグルジア料理のお店に行きました。長蛇の列が出来るので、夕食時は入れないとお聞きしていました。少し早めでしたので少し待つだけで、入れました。念願のチーズと卵を溶かしたソースがたくさんかかっているパンを頂きました。全て美味しいですが、このパンはやみつきになります。極寒の頃に氷の海の上に立った後にこの店に来た時は、先生にサプライズがありました。突然店員さんが大声で歌い出し、店内を歌いながら円を描き歩きまわります。何事が起こったかの大騒ぎとなります。先生のところに来て、帽子をかぶらされ、瓢箪のようなものに入ったドリンクを一気飲みしなくてはいけないサプライズです。今日はなんとなく私のところに来る気配がし、おそらくその件でお店の人がエレナさんと話していると感じ、断りました。サプライズはしなくなり、ほっとしました。が、先生と私に興味があり、一緒に写真を撮らせてほしいと依頼され、乾杯のメッセージを贈りに来てくれました。今は内面豊かに生きていることが人目を引くようになりました。いだきの時代であることは人々の反応からよくわかります。今はどんどん表に出て、表現することが人の希望になる時代です。これからの為に今までの活動があったとうれしいことが多くなり、ますます拍車をかけ、平和実現へと動いていく気概があふれます。

日本では経験することのないグルジアの民族の習慣を表す接客や空気に触れ、皆で来れれば良いのだけれど。。。と、ふと感じました。どこもかしこも皆で一緒に来ることはできませんので、私が一緒に来たかのように表現できるように心がけようと考えました。今日はその気で書かせていただきました。異文化、異国の空気、風にふれることは創造性が豊かになります。改めて恵まれた人生を生きていることに感謝します。ここでも旧知の友人に再会できたように親しみを込めて喜んでくれる人がたくさんいらっしゃいました。パリの時のような反応の人が多いのです。初めてお会いしたのにずっと前から知っていると感じる人との出会いが多くなりました。エレナさんも同胞探しの話をすると、私とは初めて会った感じがなく、ずっと前から知っていると感じ違和感がないとおっしゃいます。最近同様の方との出会いが多いことがうれしいです。魂と魂がふれあい、共振すれば、宇宙に通じる道が作られるとは、先生の故郷であります津軽の縄文の地にて聞こえたメッセージです。世界の平和実現も早くなると感じ、同胞探しは平和への道つくりと考えます。

いよいよ明日となりました。幼い頃より引き裂かれた悲しみが刻まれていた胸の内は、やっと片割れに会える予感に高鳴っています。悲願が成る時です。現地時間で午後6時半開演です。日本時間では午後5時半です。生命ひとつ、魂ひとつに場を超え、共に経験できますように。。。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございます。

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比叡平にて
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比叡山 お茶室にて
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高麗恵子スカイロケットセンターにて