KEIKO KOMA Webサロン

秋 実り


東北センターにて、存在論、応用コース、ビデオ講演会に参加させていただき、ありがとうございます。

盛岡へ向かう地下鉄で高麗さんの書き込みを読ませていただき、優しい心に救われ涙が止まらなくなりました。新幹線で、私も優しい気持ちになり、こんな風に優しい気持ちのままに生きていたいのに、と考えていると、ふと子供の頃のことを思い出しました。冷たい気持ちになってしまった場面が思い出されます。冷たく生きたかったわけではなかったのに。子供の頃からの冷たい何かが溶けていくようです。高麗さんの言葉の力はすごいです。

存在論にて、先生がご自身の存在を現し生きてこられた人生を語ってくださり、とにかく全身を耳にしてお聞きしました。私は学生の時から授業中に他のことを考える癖があったのですが、今でも集中できない時があります。が、今日は存在を現して生きることをわかりたくて、一生懸命聞くことに集中しました。入浴サービスのお話から、人のことを考えたり気遣うようになると、ご本人の状態が良くなっていかれること。優しいってこういうことなんだと、胸が暖かくなります。

応用コースでは、言葉で規制することが哀れだとお聞きした時に自分の状態はそれだと感じました。どうしても、言葉で理解したことを実現しようとしますが、それではどんどん疎外が進みます。お話の中で、同調圧力で人を倒していくとお聞きしました。コロナ以降、たくさんの利用者さんが亡くなりました。訪問介護事業を始めて9年目で、これほど利用者さんが亡くなるのは始めてです。何故だろうか?と疑問に感じていました。人の生命の働きと受け止めました。「一者」「知性」「魂」についてお聞きしました。頭でやることと、知性とは全く違うこと。知性がちゃんと働き、中側が豊かであれば、皆んなで豊かに生きられるようになっていくこと。

高麗さんが詩人として生きておられ、出会えたこと、本当に感謝しています。私の人生が大きく変わったと自覚するのは高麗さんが詩を読まれる時が多いのです。初めて言葉が生まれ体が変化する経験をしたのも、先生がシンセサイザーを演奏され、高麗さんが詩を読まれる大阪でのイベントでした。隣にいたレバノン人の男性が日本語もわからないのに、一心に高麗さんの詩を全身で聞いている様子にただならぬものを感じ、私は日本人なのだからちゃんと聞いてみよう、と心を開き耳を傾けたのが2005年です。それが始まりでした。先生、高麗さんが存在を現され、経験させていただき変わっていける日々、ありがとうございます。

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聖天院にて
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高麗恵子スカイロケットセンターにて
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高知県立美術館 ホールにて