無我夢中

仙台コンサートの後、高知に戻っていた数日は些細なことで苛つき、昨日も頭に血が昇るということもあり、カッとなり易い性格はなくなっていたのに何故だろうと考えてました。高麗さんのビデオ講演会を何回も拝聴し、書き込みを読ませていただき、いわゆる世間の人達は、コロナ禍で動きを制限されて、鬱屈したものがかなり溜まっているのだろうとわかりました。

高知に戻ってからすぐにフォローできてなかった仙台の経営者の方にお電話を差し上げました。たくさん従業員がいらっしゃる会社の社長様でしたがすぐに出て下さり、手紙は読んだ、コンサートは余裕がない、仙台高麗屋は気になる、とおっしゃいました。あとはコロナ禍でいかに自分の会社も含めて関わる会社やお店や大変か、行政への不満や、これから潰れる会社やお店が増える、保たないと延々と話ておられ、ストレスは相当なものと感じました。ここ数日の苛つきは、世間の苛つきもあるでしょうが、お伝えしきれていない自分自身への苛つきもあったとわかりました。

コンサートはいつも本当に素晴らしく癒され、今、こうしてコンサートの一席に身を運べるのも、いろんなはたらきや助けがあるからと身にしみわかりました。よくあることですが、コンサートの途中から早く帰ってご案内の手紙を書きたいという衝動に駆られます。昨日もそうなりましたが、きちんと一席にいることを心がけました。生命が躍動するのは、先生、高麗さんのことをお伝えする時です。無我夢中で動いて参ります。ありがとうございます。

塚崎知美