KEIKO KOMA Webサロン

無と発生


東京でのアントレプレヌールサロンと存在論をありがとうございました。

会計及び存在という全く異なる観点から、運命から解放された人間に秘められた成長と発展に関する可能性についてお話しがあったと感じました。

存在論では、無人すなわち内側に余計なものが何も無い状態が、現存在の本質である可能態の前提であるというお話しが目から鱗でした。それまで、自己はどこかに「有る」と思っていたからです。これまでの体感に照らしてみると、確かに無人のお話しには納得がいきました。内側に有った感情や感覚が自分の中から消え、徐々に透明になっていく体感は、自己が消失するようで、むしろ不安にすら感じる場合もあったからです。目指す方向がむしろ無人であることがわかり、これまでの迷いはなくなりました。

また、自己は「無い」にも関わらず、社会の中でつくられた自分を自己と考えその役割を演じたり、或いは生まれつき内側に「有る」ものによって決められたことに生涯を捧げてしまうなど、いわゆる歴史上の天才と呼ばれる人を含めて、運命や自己に縛られた人間の生き方がいかに限定的かがよくわかりました。一方で、受講生は、運命が解放されていることから、愛し合うことを含めてあらゆる可能性に満ちた、無人となる機会を与えられているため、他の人々とは全く異なる生き方ができるという点で、もはや比較することのできない、異なる次元に生命の状態があると感じました。それこそ、体が何によっても縛られない自由な状態としての「主体性」を取り戻した状態ではないかと感じました。そのため、社会がつくり出した価値観などの枠に嵌ったり、受講前の過去の生き方に囚われ動けなくなることが、いかに不適切で愚かであるかがわかりました。

アントレプレヌールサロンでは、人間或いは経営者としての成長物語を、時間の支配という観点から統合的に支援してくれるツールが会計学であると感じました。まず、発生には発展という意味があり、生物学的にもそのような意味があることから、記述した瞬間の発生が、人間の成長と発展の根源となる、講座2日目に現わる生命の光と重なりました。また、会計学が、知性に由来する経済、生活、物理的な時間のみならず、魂や精神をも統合しうるというお話しからは、会計を発明した人間の素晴らしさを感じるとともに、会計をそのような観点で捉え、実践で活用するという発想力に、思わず舌を巻きました。決算書は、決算時の決まった時期に作成する書類だとばかり思っていたからです。しかし、決算書をもとに、過去の仕事における自身の成長の度合いや、生活の状態を確認し、現在の自分の状態を踏まえながら、将来の方向性を決めるなど、トータルな面から自身の成長や幸せの状態・方向性をチェックしそれを実現するため、自分にとって必要な時に適宜作成すべきツールと捉え直しました。さらに、「時間=価値」というお話しから、決算書を作成することで、時間あたりの質をいかに高めることができるか、すなわち、いかに短時間で自分の価値を高めることができるか、その方向性を定めることで仕事に集中・没頭でき、魂や精神など内面からのエネルギーと相まって、時間を超えた状態に到達できるのではないかと感じました。これまで、時間に支配され、仕事と生活が分断された状態で多くの時間を過ごしてきましたが、そのような生き方に終止符を打ち、会計などの知識を生かしながら、時間を支配する側に立ち豊かな生き方を実現したいという気持ちとなりました。

また、会計学の例ように、知識をもって未来を拓くとは、閃きや創造性が大いに関係していると感じました。頂いた農業のお話しの中で、それまでの常識が覆された時に、知識が壊れる、それが自然である、というお話しは、自然とは何かを問うてきた自分にとっては、とてもありがたく、たいへん感激をいたしました。

ありがとうございます。

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多賀城市文化センターにて
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