澄み渡る内面

久しぶりに頭が冴え渡り、気持ち良いばかりの三鷹コンサートでした。コンサート前半の一時間で頭と体が解れ、調子が整い、後半に空間、また空間に働く力と一つになっていく経験を繰り返していましたが、昨日ははじめから体の中心決まり、先生の音空間に身を置けたことが幸いでした。天常立尊のテーマで弾いてくださったピアノは知的な空気を感じ、こういう感じ好きと言葉が出てくる状態でした。まるで見えるようにして水が内を流れ、清められていきます。自分というものも消え、何もなくなっていく内面は気持ち良いばかりです。どこかに行って内面澄み渡っていく経験など普段なく、美しい世界と一つになっていく内面の状態を得られる掛け替えのない経験に感謝しました。数日間、夢見が悪く、人間関係で思い当たる節はあり、内面変わり、状態変わることが答えと三鷹コンサートに臨み、コンサート後には見事に変わっていました。真に内面変わり、日常のことは簡単に乗り越えていけるコンサートの経験です。
先週の府中コンサートから立て続けに大和や日本神話にあらわる神に関するテーマで演奏してくださり、この地、空間、一人一人の中で今起こっていることの理解を深めていきます。「まほろば」は「忽然と消え」たとお聞きしたことが心に在り続けています。万葉集に触れるとき感じる穏やかで豊かな古代日本、古代に生きた日本人の心。感じたことは思い違いではなかったと府中のコンサートを経験してわかり嬉しかったです。圧倒的にコンサートの開催が多い日本の地でも先生のお働きにより紐解かれていく今であり、世界各地どれほどの真があらわる時を待っているのだろうと感じます。日本が変わっていくことで同時に起こっていくのか、そのあたりは今の私にはわかりませんが、真を知り、真を経験することは間違いなく生きる力になっていきます。今の時をありがとうございます。