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治る力を奪わない


運営する介護の施設で、大きな褥瘡(床ずれ)のケア出来ないと他の施設から入居してきた人の褥瘡が瞬く間に小さくなっています。ご本人さんは痛いとは言いません。大きさは10㎝以上あり深いもので、ベテランの看護師は治らないと言いました。感染をおこさないようにを第一の目標としました。立ち上げた早々に看護師が急に辞めたり、綱渡り状態の日々、遠くから週に1日、来ていただくようになった看護師さんが褥瘡ケアの専門看護師さんでした。アドバイスいただいた内容はガーゼと固定テープでよけいに圧迫するということで、その日からガーゼなし、洗浄し軟膏を薄く塗り、そのまま直にオムツを付けました。なんと、褥瘡が小さくなっているのです。たったこれだけで、それも手間をひとつ省いたのです。本当に目から鱗です。傷はガーゼ保護が当たり前という固定観念のままの褥瘡ケアでした。

今まで、私たちがやって来たことは皮膚の治る力を奪っていたようなもので、丁寧に保護することが当たり前になっていました。これからは治るとか成長するという本来人間が持っている力を発揮できるように整えていく事、要らないことはしてはいけないと分かりました。周囲からの圧迫や圧力はいらないです。日々いろいろがありますが、上手く行くように人が助かるようになっています。感謝いたします。いだきで生きていることを実感しています。継続への道です、いつの時もありがとうございます。 渡邊典子

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密談は続きます。このような広いホール内ではなかなか出来ない事です。この時も撮影は続きます。
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