KEIKO KOMA Webサロン

根こそぎ変われる時


先生の存在あらわる空間は全てが素通しとなることを我が身をもって経験し、驚くばかりです。最近の現象は本性があらわるということと受け止めています。最近は子供の頃に戻ったかと思う程に、幼い頃から身についた感覚が表に浮き出てくるのです。この感覚では生きていけないことを身にしみわかっていますので、どうしたものかと考える日々は続いていました。今日も会場へ向かう道中、車窓から外の景色を見ていると、生きていることが嫌になる自分を困ったものだと感じていました。ただ毎日、朝起きて、食事をし、仕事し、はたらき、また夜には眠り。。。という繰り返しの日常生活を生きることは耐えられないとは子供の頃から感じていましたが、今も同様に感じることが多いです。自分はそのようには生きていけませんが、車窓から見える街の風景からこの世で当たり前のように生きる日常生活が見える時に、虚しさに襲われるのです。

リハーサルの時には先生のアナログシンセサイザーの音が怖く感じることもあり、ただじっとしているのですが、怒られているようで、次第に萎縮していくことが苦しいと感じながらも、それ以上は考えずにいました。先生になにか被っているのかと指摘され、またすごく怒られたと感じ、凍て付きました。先生が淹れてくださった白いコーヒーをいただくと胸の奥から覆われた覆いがとけるバリバリという音まで聞こえ、覆いが剥がれていくことを体感し、血が通う人間である感覚が戻ってきました。胸の奥には、壁と壁にはさまれ、身動きできず、男性に怒られ、縛られ、生きていけないぎりぎりとなっている女性が見えました。その感覚をずっと辿れば、被りではなく、自分の幼い時からの感覚とも感じました。それも胸の奥深くにあるので、先生に出会え、本音で生きるようになってからは問題ともならずに、今までは生きてこれました。とにかくこの世の中が嫌でたまらず、生きていけないと感じ、生きることは辛いだけでした。先生に出会えたので、生きていける社会を作りたい一心で今まで生き、はたらいてきました。終演後にこのことを先生にお話させていただくと、世の中を変えようとしてもダメだとおっしゃられたのです。どういう意味かわからずにいました。すると創るよりないのだとおっしゃいました。生命の奥深くで合点がいきました。世の中を変えるのではなく、生きていける世界を作れば良いのだとわかり、とてもほっとしたのです。

本番中は、人間が認識できない聖なる存在、生き物、魔物も化け物も生命ある存在全てを感じ、全ての生命が生きる世界の中心にある人間の生命を体感しました。人間はひろく自由な世界で永遠に生きる存在と感じます。高句麗始祖東明王様の詩ではいつも詠ませていただく「女が安心して子を身ごもり、子を産み、子が育つ世界を創ろうと高句麗建国」と詠む一言一言が生命に沁み、涙こみ上げます。私は、このような世界であれば安心して子を授かる人生を生きていけたと考えます。子供が好きであっても、公園で遊ぶ子供達を見ていると、この子達が生きられる世界ではないこの世を憂い、悲しみが走ります。自分には子を産めないとは子供の頃より決めていたのです。時折講演会にてお話しさせていただきますが、今も本箱に締まってある14歳の時の日記張には、「自分がこの世に生まれせめてできることは自分の業を子孫に受け継がせないこと、子供は産めない」と書いてあります。今日は胸の奥深くにあった限界にある女性が見えたこともあり、東明王様の詩を詠む時、悲しみの涙がこみ上げました。そして子供の頃に感じていた男性を嫌い恨んでいたことも最近は如実に浮き彫りとなり、なんとか解決しないといけないと自覚しはじめていました。平和を願い生きていても、自分の内面がこれでは平和とは程遠いことを自覚し、解決に向かうことを考えていました。まずはあるがままを認め、生まれる気持ちを素直に受け止めていく連続よりないと考え、毎夜、気持ちも感覚も素直に紙に書き出し、受け止めていました。まさか仙台にて、押し出されるように現れ、解決へと向かえるとは予想できないことでした。先生あらわる空間にて真の自分を表し生きていく時代です。幼い頃に身についた感覚があらわる今、根こそぎ、自分を変えていく時と受け止めます。自分のことですので、日々考え続けてきた事ですが、いつも胸の奥にはこの世を嫌い、生きていくことが辛いと感じる自分の感覚があったのです。やっと新しい人生を生きていける時が来たと自分で驚く経験をさせていただく仙台での「高句麗伝説」でした。自分でも未だに驚きが続く衝撃の中にいます。「高句麗伝説」は人生そのものであり、人生を変えてくれます。ありがとうございます。

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