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新たな戦い


ペンにはペンのイデア、花には花のイデアというふうに、最初からイデアというモノが存在するとは高校時代の倫理の先生から聞いた話で、この話が正しいのかわかりませんが、今日は正しいように感じられました。人もそれぞれイデアがあるのであれば差異は当然と受け入れました。

コンサート会場に入る前と出たあとはまるで別の人間になったように感じました。まるでコンサートホールという病院へ入りなにかを治してもらって出て来たような、永遠とも一瞬とも感じられる時。

光差すパイプオルガン、清めるように聖なる水が滴り、虹が出て、澱んだ意識を大きく流して自然のサイクルへ返してくれるよう。聞いたこともない木管的なピアノの音が、生きていける温もりに溢れている。

立春に、1月を振り返り、先はコンサートのスケジュールにあわせて5月くらいまで見通してみました。この1月だけでもあっという間で同時にまるで何年も過ごしたかのような変化を感じました。素直に、かつ、じょっぱって生きていくことを考えます。

コンサートありがとうございます。黒に金の刺繍のあれだけの迫力のお着物を着こなせるのはいだきしん先生くらいです。良いお着物は身をガードし、力を増してくれるものと心得ました。

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