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新しい渦 三鷹高句麗伝説


天を祀る日、その意味がわかるような圧巻の爆発するようなエネルギーの舞台でした。終わった後は体に力が入らなく、その余韻は今なお続いています。素晴らしい舞台をありがとうございました。

大地から呼び起こされる魂、冒頭からまるで大地を掘り起こしているかのように感じました。琴の音に誘われるように大地から目覚める魂、一本の道のようにまっすぐ舞台に吸い寄せられているように感じました。天はまるで天そのものが太陽になってしまったかのような強烈な球体の光があらわれ、全方向とひとつ、高句麗のはじまりの詩が始まっていました。

今回の舞台はいつもは悲しい詩のところでさえも喜びに満ちていました。特に父の詩や高句麗軍団のあらわれる場面では空間が笑っているかのような幸せな柔らかさに満ち溢れていました。昇華され、苦しみから解放された思いが喜びの波となって拡がっていくようで私も喜びに満たされました。特に好太王様の詩の部分ではどこまでも透明な曇りない世界が心地よく、限りなく拡がっていくぬけるような解放感がありました。

柳花様の想い、慈愛に満ち包み込まれるような愛に女性の本質の美しさに触れたようで、世界を包む愛の世界を感じていました。その中から新しい渦がどんどん生まれていきました。まるで台風の目のようにどんどん発生し、空間も内面もはがされ破壊され、なんだか訳がわからなくなりそうな無秩序のカオスの中から、天と繋がる中心があらわれ始めているように感じました。

高麗笛に内側に眠る魂呼び起こされ、天と通信をするかのように一本の柱が生まれる感覚がありました。また大地に埋もれた神顕れるように、琵琶湖の高句麗伝説でも感じた大地から体の中心を通り胸から空間に開放されていくような大きな存在を感じました。それぞれの瞬間瞬間が圧倒的で思いつくままに表現をさせて頂きました。

アンコールでは先生の音と共に内面の光がどんどん膨張し、体を打ち破って光そのものになってしまったように感じました。あまりに強烈だったので、終わった後に体との調整がきかず力が抜けてふわふわしていました。

高麗神社にご縁をもつ方との参加もまた新鮮で、今度は三鷹のコンサートにもご参加を決めて下さり、それもまた嬉しい経験でした。

新しいはじまりに今日の狛江での応用コースでのお話が楽しみです。素晴らしい舞台をありがとうございました。

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盛岡にて
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東京高麗屋にて-2
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迎賓館より