KEIKO KOMA Webサロン

新しい日


台風がどうなるのかと迎えた朝、出かける頃には雨も小やみになり、風の影響もなく無事に盛岡に到着できコンサートに臨むことができました。昨日の盛岡コンサートありがとうございました。

第1部のメッセージをお聞きした時、最近になり入院した同僚の事を考えている日々でしたので、やはりその方の事を考え、回復を願わずにはいられませんでした。病状については詳しくわからないのですが、元々なんらかの持病をお持ちのようでした。いくら願っても、その方のことを感じて先生の音をお聴きしていても、私には何もできそうにないと頭を掠めていきます。そうしたなかで、頭の一部やお腹、左半身に音が響いてきてエネルギーが満ちてくるのを感じ、全身熱くなっていきました。汗が滲むほどで、日常生活を送る中で気づかず傷んでいた自らのいのちの歪みをも思い知ります。とても深い音の連続の中で、身体の奥の奥に音が届いていくのを感じる時、メッセージでお聞きした日本の癒しの神様が降りてこられているのかしらと考えていました。空間と溶け合うように身の内にも感じ、拍手のあとはさわやかな身軽さに、呼吸が楽になっていました。

銀河鉄道の登場は毎回楽しみです。
“本来のヤマトのちから”というメッセージをお聞きした時、驚きとともにここ日本に日本人として生まれたよろこびが迸りました。いろんな困難なことがあり、厄介と感じる事も身に纏わりついてくるようでどうしようもなくなっていたのですが、身体の感覚が取り戻されていく音とともにそれらは少しずつ霧散していきました。背筋を伸ばして、頭がぴったりの位置にある時、身体はとても気持ち良く、いつもこの状態であれば仕事もスムーズにすすみ、仕事の本もその他の難しい本もよく読めるようになるのだろうと感じます。

ある瞬間、先生がピアノを弾いておられるのを身体の内側で感じ、目を開けると舞台にもおられ、不思議な空間に身を置いている感じを認識しました。その不思議な感覚は今も記憶としてなのか身に留まっています。今日のコンサートの間のいろいろの場面で、さまざまな香りが漂っていました。それはお香の香りであり、コーヒーの香りであり、水の香りでした。先生のコンサートで香りとの出合いは今まで気づいた事は記憶の中にはなく、なにかのはじまりを感じています。

家に帰ると、既に美しく咲き誇っている薔薇の花が夜闇のなかでほのかに光っているのに気づきました。とても好きなその芳しい香りは、懐かしい人々との日々にいざなってくれます。心に余裕がなかった日々に思い至ります。
コンサートの終盤で、銀河鉄道は次の展開へ向かい出発した情景が感じられました。
気持ちも新たに先に向かっていけるちからをコンサートで経験させていただき、ありがとうございます。

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マドリードコンサート会場にて
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光のヴェール
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京都コンサートホール 大ホールにて