KEIKO KOMA Webサロン

可能性と内面


東京での応用コースとアントレプレヌールサロンをありがとうございました。応用コースでの可能性や、アントレプレヌールサロンでの時間などのお話しに共感をしました。

数年前、アフリカでの自然破壊の現状を目の当たりにしたのを契機に、森づくりを実践したいという気持ちが私の中に生まれました。今年度は、農業からアプローチすることで森づくりが実現できるか、その可能性を探ってきました。具体的には農業の学校で学んだり、興味のある農法を営む農家を訪ね回り、そこで話を聞いたり、場合によっては働かせて貰ったりといった具合にです。そして、とくに在学中に気づいたことは、多くの人々が不可能の中に生きていることです。販路を持たない新規就農者が専業や無農薬で農業を営むことは難しい、どの野菜や果樹が儲かるからそれをつくれ、などと、どれも現実社会で起きていることに基づいた話しばかりで、その人の生き方や夢に触れられることは殆どありませんでした。そして、このような話しを黙って聞いていると、ついウッカリこちらも鬱状態となっていき、しまいには頭が現実世界に嵌っていきます。このため、このような場合には、臆することなく自分を表現し、重たい状況を跳ね除けることでしか、先をつくっていけないことを実感しています。

一方で、夢を語り、それを実践してきた複数の農家にも出会いました。このような方々に共通していることは、若い頃は貧乏で苦労をしながらも、夢に向かって独自の技術や経営スタイルを確立し、今や社会的には一定の成功者として認められる一方で、現実社会に翻弄されることなく、農業を心から楽しみながら豊かな生活を送っていることです。さらに驚くべきことは、能力の向上に関する表現として彼らに共通するものが、「頭と体が一体化する状態」であり、また、経営面では、費用・労働時間の観点から「余計なものを無くし」、原価計算の徹底を経営の基盤に据え、さらに、植物や家畜などを尊い生命として扱うなど、普段からいだき講座で学んでいることに一致することです。

学ぶことの多いこれら農家との出会いについても、人とは内面で出会っていくという普段からのお話しに深く頷きます。偶然とも思えるこれらの良き出会いが、目に見えない死者による働きかけによるものであるかなどを、今の私に判別することはできませんが、少なくとも自分ではない、何か別の力が働いてるのではないかと感じることがあります。そして、受講前の自分であったら、このような出会いは間違いなく不可能であったと感じます。自分はまだ内面世界への旅の入り口に差し掛かったばかりと認識していますが、今回のお話しにより、可能性は内面にしかあり得ないことを改めて確認することができました。

ありがとうございます。

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