仙台にて

語る会の後、コンサートをお伝えする為の量をこなす体力が欲しいと願いましたが、この日の夜は泥のように眠ってしまいました。何かが違うのではと感じながら迎えた仙台コンサートでした。

舞台に登場された先生のお着物を見た時、「宮城ってこんなところなんだ」と感じました。一部のコンサートメッセージは「宮城の神秘」で「道を示します」から始まり「神秘の地、宮城」で終わりました。着物から受けた印象を言葉にすると、絢爛豪華で粋で筋が通り格調高く侮れない、です。言葉が稚拙で恥ずかしいですが、先生の演奏はますますバージョンアップされており、私はと言えば茫然自失状態です。

2部のメッセージには、うんうん、と頷き、最後の「我々は人間ですものね」に意表を突かれましたが、先生の優しさに触れたようで、深く納得するものがありました。高麗さんの書き込みを何度も拝読し、コンサートの経験がわかりかけています。目標、目的に縛られ、時間に追われ人間とは真逆の生き方をしていたようです。コンサートの経験をまだまだ表現出来ませんが、このように東北に来る機会を下さいまして心よりありがとうございます。

塚崎知美