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今を生きる生命


6月23日京都コンサートで先生の身に起こっていたことを教えてくださり、生命はいつも今を生きていることを自覚すると日頃色んなことに気づくようになりました。
毎日空間も天候も体調も違うので一度食べて調子良かったものが、また同じような状況でも身体に最適かどうかはわからないと気づきます。身体に良いからといって食べるのは本当に身体が欲しているかどうか見えなくなるとも感じます。
一日予定が詰まっていたほうがやるべきことをこなそうと意識が働き、多くをやれることがわかりましたが、生命を時間の制限の中に押し込めていくような感じがあり、これも違うと感じました。先生、高麗さんがインドで活動を共にされた方が予定は立てないとの事でしたが、確かに生命の働きから考えれば、どういう動きになっていくかは常に今の働きから成っていくのが本当とも感じます。とはいえ実際にはある時間内で何かをしていくのが今の社会なので、自分が時間への囚われから解放されたら違うふうに捉えられるのかも知れないと今は想像しています。
効率的なことが求められがちな現代ですが、その中で失っていることがあることも感じます。先日京都滞在中、珍しく合間の日があり、街を歩き、気が向くままにカフェや本屋に入りました。日頃本はアマゾンで買うことがほとんどでしたが、いつもと違う環境で本屋に入ると普段とは異なる本が次々目に留まり楽しかったです。
その中の一つがドイツのある哲学者の本でしたが、日本の読者向けの本でしたので日本人についての記述も少しありました。読みながら何か違うと感じ、ヨーロッパ的なことをベースに日本人を見ているからわからないのだと感じました。その哲学者がどうというよりも、自分もようやく批判的にものを見れるようになってきたことを嬉しく感じました。そのように思考が働いていくきっかけに出くわすことはありがたいことです。
日本はぼちぼち自前でやった方がいいと以前の応用コースで先生がおっしゃっていたお言葉を折りに触れて思い出します。先生がその時おっしゃった意味で自分が捉えてはいないかも知れませんが、日本人として誇れるものが沢山ある日本はそのままでやっていけばいいと感じます。先日何ヶ月もかけて読んでいた「雪国」をようやく読み終えました。作家のノーベル文学賞授賞式のスピーチを見てみたいと検索してみたところ、スピーチの動画は見つかりませんでしたが、授賞式での紋付袴の作家の姿に感動しました。着物は存在表れ出る特別な装いとあらためて感じました。
言語でも日本語を理解することが大事であることを以前の講座でお聞きしました。主語のない日本語で考え、互いを理解できる日本人が言葉を取り戻していくことが世界にも役立つことが何より嬉しいです。先生のお働きにより生命の働きを取り戻すという普通であれば考えも及ばないようなことが実現している今、いつも今の言葉で生きていくことに取り組んでいきます。

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比叡山工房より
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レバノンにあるシリア難民キャンプより3
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賑わってきました。コンサート当日みんなで高揚感のなかにいます!