今、大事なこと

この度の台風では、様々な事を教わりました。荒れ狂った暴風雨に気を取られ、ニュースを見ながら川が氾濫するかもしれないと気が気でない時に、地震が起こったのです。気が動転しました。頭の中で災害は一つしかなく、複数同時に起こるとは全く考えていなかったからです。幸い震度3で短くて済みましたが、夜遅くに台風最中の地震と考えただけで身がすくみます。身の確保をとテレビから聞こえる声に、この小さな部屋でどうしたらいいのかと考え込みます。一夜明けたニュースで見る映像は、想像を遥かに超える光景に胸がつぶれる思いです。川が冠水した近くの場所や他の場所の多大なる被害にあわれた方々を思うと、昨日とは打って変わり肌寒い今日の気温と、午後から降り出す雨により体調を崩されたり、更なる被害が広がりませんようにと願います。

前回の台風により、実家の玄関の雨漏りがまだ修繕されないまま、今回の台風に見舞われました。幸いなことに何事もなかったようですが、業者さんが手が回らず来て頂けないお宅は同様にあると思います。今回の台風で更なる拍車がかかり、修繕したくてもできない事態をただ待つしかないのでしょうか。また、前回依頼していた業者さんが、最初の数十万円の見積額を変更して数百万円に変えてきたから断ったと、母から連絡が入りました。新たに業者さんを依頼しましたが、その分日数も更にかかります。年寄りの一人暮らしは足元を見られるので注意すると話す母ですが、心理的には既にやられていると感じます。私がこの家に帰って来るのかどうかで修繕度合いが変わるので、今決めてほしい。自分は先が短いから必要最低限の修繕で構わないが、私次第で何百万かかろうと直すと言うのです。言っている事は分かりますし、気持ちも理解します。ただ、今それを決める必要があるのかです。つい先程、詐欺めいた話をしたばかりです。先を見て考えているとは言いますが、私への心配と不安がごちゃ混ぜになっていると感じます。今大事なのは屋根を修繕する事、もし他を直すとしたら具体的な金額を見積書にしてもらい、家族と相談して決める事を伝えるよう説明しました。気丈に一人で頑張っている母ですが、思いがけない災害は必要以上に不安に駆られてしまいます。私自身がしっかり生きなくてはならないと、改めて考える出来事です。

今朝は、五女山コーヒーを淹れさせて頂きました。芯から強い力が湧き起ります。また、アントレプレヌールサロンもあり、先生と高麗さんにお会いできます事が何よりも心の支えです。よろしくお願いします。