KEIKO KOMA Webサロン

ブルー


昨夜は生粋の沖縄の顔立ちの方のケアをさせていただき、なんとも優雅な沖縄の雰囲気に畏れいりました。沖縄のコンサートの時のこと、思い出していました。ケアに入る前はリュックの重さも方に食い込むほどなんだか身体だるかったですが、夜勤で働いたのになんだか元気になって、翌日はやめようかと思っていた用事にそのまま直行で参加してきました。
太陽の日差し強かったですが、さわやかな風吹く北千住周辺を2時間歩き、北斎が絵にした場所に立ったりしました。北千住は江戸時代そのままの幅の道路が今も残り活きていて、江戸時代そままの風吹き、江戸庶民の力感じ、とても不思議です。お昼には普通の飲食店に様々の顔の色の人が働いているのを見、行き交う人の言葉も日本語じゃなくて、不思議です。
まだ体力があったので、年に一度の地元の刑務所の展覧会にも足を運び、大変優れた伝統家具に背筋が伸びました。受刑者の作品ではなく、技術を教える人の(親方の)作品だそうで、大変美しく、気持ちが清らかになり、日本の伝統技術、職人技ってすごいと、手の感触で味わいました。

家に帰ってパソコンを見ていたら、「北斎ブルー」という言葉があるのを知りました。なんでも18世紀にプロシャのフリードリヒ大王が「赤い染料を作れ」と命令したところ、偶然青い化学染料ができたそうで(錬金術は失敗して赤はできなかったらしい)、その青がまわりまわって鎖国日本にやってきて、北斎の浮世絵に使われ、それまでの青は「藍色」だったので、この明るい新しいブルーに(北斎の画力も相まって、さらに富士山信仰も相まって)日本の庶民がびっくりして大人気となった、と知りました。北斎の「青」がそんな特殊な青であることを今まで知りませんでした。欧州発の「ブルー」が巡り巡って、北斎を通して日本の人々をウキウキさせ、またヨーロッパにわたって評判になった文化のめぐりが、なんだかとっても面白いです。
文化は巡る。
美が巡る。
ひかりが巡る。
いのちが巡る。
交流しながらめぐる。
すてきです。

ウェブサロンを開いたら青い朝顔がアップされていて、すごいなあと、花の存在に圧倒されました。

ペルシャで朝顔をみた感激 重なります。ロシア高句麗伝説で青い衣装をまとわれた高麗さんのブルーの光、重なります。東北の澄んだ水色、重なります。今日の青い空も重なります。

みんなひとつ。

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結工房にて
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NPO高麗迎賓館より
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仙台高麗屋にて-2