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ピアノの音



三鷹、風のホールコンサートは自分にとっては久しぶりでした。はじまりの一音からピアノの音がとても身に響きましたが、風のホールでお聴きするピアノが久しぶりだからなのか、ピアノっていつもこんな音?こんな響きだったかな?というくらい、ピアノがいつもお聴きしていたピアノとは自分には違っていてとても不思議に感じるコンサートでした。一部も二部も、ピアノの音のあまりの、としか表現できない響きは、時にスピーカーの右、左、と風のように吹き渡っていきます。ピアノの音が会場を動きながら、そうか、ここは風のホールだからと感じました。

一部は、たえず花びらが散り、舞っていました。とても美しい女人のような存在を感じ、哀しみの中にある美しさに心身すべて魅了されていきました。このような美しい世界があるのならここで生きていきたいと望みます。花吹雪のなかにある美はこの世を遥かに超えて、哀しみは愛の花びらとなって舞いました。
二部も超越を経験させていただきました。ピアノであっても、ピアノではない、先生が操縦される宇宙の乗り物に乗り、何度も飛翔しました。真っ直ぐ上に向かう芯のような一本の中心を自分のなかにみます。生きもののように上昇していく中心はラストアンコールの例えようもないアリランのメロディーのなかで緊張していた力みはいっぺんに緩みコンサートが終わりました。
何がなんだか感想ばかりですが、ピアノの音のあまりの違いに驚くばかりです。
凄すぎるコンサートに参加させていただき、本当によかったと今は胸を撫でおろしています。
三鷹、風のホールに行くとちゅう、はじめていだき講座を受講させていただいた頃を懐かしく思いだしていました。
一巡したという今、世界のコンサートにツァーで参加させていただいた経験が一巡して今あることを感じます。

ありがとうございます。

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三鷹市芸術文化センター 風のホールにて
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比叡山より 新しい春は真の春。